「狭心症」を疑う「心電図の波形」にはどんな特徴がある?【医師解説】

「狭心症」を疑う「心電図の波形」にはどんな特徴がある?【医師解説】

まとめ​​心電図検査は侵襲なく簡単に行える非常に有用な検査

狭心症の診断において心電図は最も基本かつ重要な検査です。発作時には、ST低下やT波変化が現れるため、虚血の存在を直接反映する所見として臨床的意義が大きいです。ただし発作が短時間で消失することも多く、心電図だけで確実に捉えられない場合もあります。そのため、補助的に、運動負荷試験、心エコー、心筋シンチグラフィ、冠動脈CTなどが併用されることが多いです。さらに冠動脈造影は確定診断に有用ですが、侵襲を伴うため、まずは心電図で異常を捉えることが第一歩となります。心電図は狭心症診断の中心を担っているといえます。

「狭心症」と関連する病気

「狭心症」と関連する病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

循環器系

心筋梗塞心膜炎大動脈解離肺塞栓症

呼吸器系

胸膜炎気胸

整形外科系

肋間神経痛

狭心症で現れる前胸部の痛みや圧迫感に似た症状を呈する疾患は多いです。その中には、命にかかわる疾患もあります。早期の診断と治療は極めて重要なので、医療機関を早めに受診することをお勧めします。

配信元: Medical DOC

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