子猫ちゃんを迎える方法は?
子猫ちゃんをおうちに迎える方法はさまざまです。
迎えたい猫の種類や、どんな環境で育った子を望むかによって異なるでしょう。
どんな子猫ちゃんがおうちに来るのかということを知ったうえで、対策をとることも大切です。
ブリーダーさん
猫ちゃんのブリーダーさんから迎える場合は、お母さん猫と一緒にいるところを見ることもできて、どんな環境で育ったかということが把握しやすいお迎え方法です。
ごはんをどの程度食べていたかということや、健康状態はどんな様子かということを実際に生まれた瞬間からお世話をしてきているブリーダーさんに聞いてみることで、子猫ちゃんの状態を把握することも可能です。
一方で子猫ちゃんたちが多く集まっていることで、猫風邪や下痢の原因となるウイルスや細菌、寄生虫などをうつしあってしまう場合もあるため、予防や駆虫などは行なっているかどうかなどの対策について確認しておくと安心でしょう。
ペットショップ
いろいろな種類の子猫ちゃんを実際に見て、お迎えしたい子を見つけることができます。
たくさんの猫ちゃんたちを比較することができるので、どんな子猫ちゃんを迎えたいかという明確なイメージがなくても、運命の子に出会えるかもしれません。
お迎え後も、ペットホテルなどでつながりを持ったり、キャットフードの購入などの相談などでもつながりが持てることもメリットと言えるでしょう。
生まれた環境などはわからないため、健康診断や先天性の疾患の有無などの検査がどの程度行われているかということを確認しておくと安心です。
ブリーダーさんのところと同様、子猫ちゃんがたくさんいるため、感染性の疾患などが起こりやすい傾向もあります。
どのような予防や対策をとっているのかを確認しておくと安心でしょう。
保護施設
保護施設から子猫ちゃんを迎えるということもできます。
ブリーダーさんのところやペットショップと異なり、さまざまな生い立ちを持つ子猫ちゃんたちが集まります。
お母さん猫からの免疫成分の含まれた母乳がきちんと飲めなかった子や、周りに感染症を持った猫たちと生活してきた子猫ちゃんもいるため、子猫ちゃんの全身状態を把握することは大切です。
お母さん猫からもらう免疫との関連で、ある程度成長しないと感染症の有無などを正確に把握できない場合もあり、おうちに迎えてから検査が必要となるケースもあるでしょう。
スタッフさんにどのような生い立ちなのかということや、すでに行われている検査や予防、対策について確認すること、おうちに迎えてから健康面でどのようなことに気を付けるべきかなどを確認すると、健康管理や対策をおうちでどのように行うかという想像がしやすいです。
冬に起こりやすい猫ちゃんのトラブル
寒い冬は人間と同様で、猫ちゃんも体力が消耗して、体調不良に陥るなどのトラブルにつながりがちです。
特に子猫ちゃんたちは免疫力や体の機能などが大人の猫ちゃんたちと比較して未発達であるため、小さなトラブルでも致命的な問題になってしまう危険性があるでしょう。
どんな体の不調に気を付けるべきなのでしょうか。
猫風邪の悪化
猫ちゃんがなりやすい病気として猫風邪が挙げられます。
猫風邪はさまざまなウイルスや細菌などの感染性の鼻炎や気管支炎を総称して呼びます。
子猫のころに環境下などに原因となる細菌やウイルスなどは存在しているため、感染歴のある子猫も多く存在します。
完治は難しく、症状は落ち着いていても細菌やウイルスを体に持ったまま生活することになるため、体力の消耗や環境変化などで体に負荷がかかり、免疫力の低下などが起こると猫風邪が悪化しやすい傾向があるため、注意が必要です。
くしゃみや鼻汁、目やにの増加など変化に気づいたらすぐに受診をするよう心がけましょう。
下痢や嘔吐などの消化器トラブル
猫ちゃんは、疲れや精神的な負担などの体調不良の場合、下痢や嘔吐などの消化器症状が現れることが多いです。
軽度の消化器症状で、すぐに改善されるものであれば、致命的なトラブルになる可能性は低いですが、長期になったり重度になると、体力の消耗や生命活動に必要な栄養吸収ができず、ぐったりしてしまったり死に至る危険性があります。
子猫ちゃんの時期は消化器症状が現れたら、できれば早めに受診をして対策をとることをおすすめします。
低血糖
子猫ちゃんは成長や日常を過ごすことにたくさんのエネルギーが必要です。
エネルギーは糖と呼ばれる物質で、ごはんから吸収をして、血液中に含まれ、全身に循環されます。
摂取量よりも消費量が上回ってしまうと、低血糖と呼ばれるエネルギー不足の状態に陥り、重度の場合は死に至る危険性もあるため注意が必要です。
冬場は気温の低下により熱産生を行うためのエネルギー消費や、食欲不振などによりエネルギーの摂取量自体が低下してしまう危険性があります。
低血糖にならないような生活をすることや、体力の消耗を防ぐ環境づくりが大切です。

