【獣医師執筆】冬の時期の子猫をお迎えするなら…飼い主さんは「こんなこと」に気を付けて!

【獣医師執筆】冬の時期の子猫をお迎えするなら…飼い主さんは「こんなこと」に気を付けて!

冬の時期の猫ちゃんのお迎え時に気を付けるべきこと

冬の時期の猫ちゃんのお迎え時に気を付けるべきこと

気温が低く、体力を消耗しやすい季節である冬に、子猫ちゃんを迎えて健康に過ごしてもらうために、飼い主さんの家庭での配慮も欠かせません。

どんなことに気を付けたら良いのでしょうか。

予防のプログラムを把握

免疫力が未発達であり、体力の消耗や環境変化による体への負担などで免疫力が低下することで、より感染症になりやすくなる傾向があります。

起こしやすい感染症への予防対策や、おうちに迎えるまでの予防のプログラムやお迎え後にすべき予防をしっかりと把握することが大切です。

自分自身の免疫力だけでは、防御を充分にすることは難しい月齢であるため、状態が悪化して致命的になってしまう危険性もあるでしょう。

症状にいち早く気づくことも大切ですが、感染を起こしにくくする対策として、健康を守るための予防プログラムも考えなければなりません。

健康チェックはしっかり

体力も消耗しやすく、体の器官が未発達であることにより、体調を崩してしまうと悪化しやすい傾向があるのが子猫ちゃんです。

日常生活の中で、健康チェックをこまめにする習慣をつけましょう。

食欲、排せつの有無や状態、元気の有無などいくつか観察をする項目を決めておくと安心です。

見守る家族がたくさんいる場合、子猫ちゃん用の観察ノートをつけておくと情報を共有できます。

小さな変化でも、気づいてあげることで早期治療が可能となり、負担を軽減してあげることができるでしょう。

特に子猫ちゃんの時期は健康チェックをしっかり行うことが大切です。

生活環境を快適に

体力の消耗を最低限にできるよう、生活環境を子猫ちゃんの特性に合わせて快適なものに設定してあげることが大切です。

室温の暖かさや最適な湿度など、飼い主さんにとっては少し過ごしづらいと感じても、できるだけ子猫ちゃん優先にしてあげると安心でしょう。

部屋のつくりなどで、完全に子猫ちゃんに適した条件に合わせることが難しい場合、ペット用のヒーターや湯たんぽ、小さな加湿器などを工夫して使用すると、猫ちゃんへの負担がかかりにくくなります。

まとめ

まとめ

冬は気温も下がり、体力も消耗しやすい時期です。

どんなに適応能力の高い猫ちゃんたちでも、体力や体の機能が未発達な子猫ちゃんが新しい環境に来て適応させることは体や精神面で大きな負担がかかります。

起こり得るリスクを理解したうえで、飼い主さんが充分な予防や対策をとってあげることが猫ちゃんたちが致命的なトラブルに見舞わずに快適に過ごすカギとなるでしょう。

家庭だけで完璧な管理をすることもとても難しいです。

かかりつけの先生など、協力してくれる専門家の方とともに、子猫ちゃんを守ってあげられると良いですね。

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