菊池風磨、まさかの“実家の車”で現場入り 加藤浩次も驚く「助手席がお決まり」の生活と、役者としてのストイックな矜持<こちら予備自衛英雄補?!>

菊池風磨、まさかの“実家の車”で現場入り 加藤浩次も驚く「助手席がお決まり」の生活と、役者としてのストイックな矜持<こちら予備自衛英雄補?!>

菊池風磨
菊池風磨 / ※ザテレビジョン撮影

1月7日(水)よりスタートする新水曜ドラマ「こちら予備自衛英雄補?!」(毎週水曜深夜0:24-0:54、中京テレビ・日本テレビ系/TVer・Huluにて配信)の完成披露試写会が12月24日に行われ、主演の菊池風磨、そして脚本・監督を務めた加藤浩次が登壇。撮影現場の雰囲気や、共演者同士のエピソードなどを明かした。

■主演・菊池風磨×初ドラマ監督・加藤浩次で描く「ヒーロー×密室コメディー」

本作は極楽とんぼの加藤浩次が原作・脚本・監督を担当。ドラマの監督は今回が初となる加藤の「菊池くんじゃなきゃダメだから!」とのたっての希望で菊池の主演が実現した。

内容は、ヒーローものでありながらアクションが無いという、ヒーロードラマの常識を覆す斬新な物語。秘密裏に防衛省に呼び出されたクセだらけの能力を秘める“予備自衛英雄補”の7人が、コンプレックスで地球を救っていくストーリー。

■「他にはいなかった」監督が語る菊池への全幅の信頼

本作は、ある理由から周囲と馴染めずコンプレックスを抱えるフリーター・流偉月(菊池)が主人公。加藤は「1年半前、まだ彼が今のtimeleszの形になる前にオファーした」と明かし「バラエティーの対応も上手く、俳優としてコメディーもできる。彼こそが一番ヒーロー像に合うと思った。他の選択肢はなかった」と断言。

これに対し菊池は、「加藤さんのことが昔から大好きで、実は自分のソロイベントでも加藤さんを『下ろして(憑依させて)』やっていたくらい(笑)。リスペクトする加藤さんからそんな風に言っていただけて、本当に鳥肌が立った」と相思相愛の喜びを爆発させた。

■タイトルは「こち亀」へのオマージュ!?

独特なタイトル「こちら予備自衛英雄補?!」(略称:こち予備)について、加藤は「正直に言います、そっち(こち亀)にちょっと媚びてます(笑)」と告白。また、物語の舞台となる密室「第6会議室」のセットは、黒澤明監督の名作『天国と地獄』の部屋の構造をオマージュして制作したというこだわりも。

「第1話・第2話はまだおふざけを抑えている方」と菊池が語る通り、シュールな会話劇から始まりつつ、第6話には本格的な戦闘シーンも用意されているなど、見応えのある展開が期待される。

■現場は“3時間巻き”が当たり前…菊池の「助手席&実家車」に加藤も驚がく

撮影現場は、加藤監督の「迷ったらOK」という潔いスタイルにより、平均2〜3時間、時には4時間も予定より早く終わる“超巻き”の現場だったという。そんな中、加藤から「菊池くんは帰る時、アルファードの助手席に乗ってるよね。あれ何なの?(笑)」とツッコミが。

菊池は「マネージャーと仲が良すぎて、隣で喋りながら帰りたいんです。あと、エージェント契約に切り替わって今自分の車がないので、実家の車を借りて移動してます(笑)」と、トップアイドルらしからぬ親しみやすすぎる私生活を暴露し、会場を沸かせた。

■のん、六角精児…個性が強すぎるキャスト陣の裏側

共演者とのエピソードも満載。のんについては「真顔がデフォルトで笑顔なんです(菊池)」「監督に熱心に質問に来てくれるけど、のんちゃんが来ると詰められてるみたいで脇汗かいちゃう(加藤)」と、その不思議な魅力を絶賛。また、ベテランの六角精児については「ふらっと散歩に行って、いつ覚えているのか分からないほど完璧にセリフが入っている」と脱帽。

菊池は「現場に一切台本を持ち込まない」というポリシーを徹底しており、中学時代の怖いマネージャーからの「役者の現場にお邪魔しているのだから、台本は持たずに覚えていけ」という教えを今も守っていることから、メンバー・橋本将生にも伝えているのだとか。そのストイックな姿勢と、加藤監督のスピード感が融合した最高の現場だったようだ。

また、主題歌はサカナクションの「いらない」に決定。加藤と同じ北海道・小樽出身の後輩という縁で、加藤自ら山口一郎に世界観を伝えてオファーしたという。菊池は「サカナクションさんの大ファンでカバーもさせていただいていたので、自分の主演作で主題歌を歌ってもらえるなんて、本当に加藤さん凄すぎると思いました」と改めて感謝を伝えた。

■「ダメな自分でも肯定していい」作品に込めた真摯な願い

最後に加藤は「今の世の中、みんなちゃんとしなきゃいけない空気があるけれど、ダメな奴らがわちゃわちゃしていてもいいじゃないかと。自己肯定感が低くても、周りの友達が肯定してくれればそれでいい。そんなメッセージが伝われば」と、笑いの中に込めた真意を熱く語った。

菊池も「伏線もたくさんあって、何度も見返すと発見がある作品。笑いながらも、ふと立ち止まって何かを考えてもらえるきっかけになれば」と締めくくった。

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