鈴木亮平&戸田恵梨香、役作りの苦労を明かす「リアリティーをどれほど出せるか」「もう一つの人生を生きられた」<リブート>

鈴木亮平&戸田恵梨香、役作りの苦労を明かす「リアリティーをどれほど出せるか」「もう一つの人生を生きられた」<リブート>

日曜劇場「リブート」に出演する鈴木亮平&戸田恵梨香にインタビューを実施した
日曜劇場「リブート」に出演する鈴木亮平&戸田恵梨香にインタビューを実施した / ※撮影=山田大輔

鈴木亮平が主演を務める日曜劇場「リブート」(毎週日曜夜9:00-9:54※初回は夜9:00-10:19、TBS系)が、1月18日(日)よりスタートする。このたび、ザテレビジョンでは、善悪を行き来する主人公を一人二役で演じる鈴木と、共演の戸田恵梨香にインタビューを実施。役作りにおける苦労や“成り済ましてみたい人”などを聞いた。

■善悪を行き来する前代未聞の一人二役

――鈴木亮平が約2年ぶり、3度目の日曜劇場主演を務める「リブート」は、愛する人の死を巡りうそと真実が入り乱れる“エクストリームファミリーサスペンス”。鈴木は、穏やかでお人よしなパティシエ・早瀬陸と、警視庁捜査一課の悪徳刑事・儀堂歩を一人二役で演じる。

鈴木:ただのクライムサスペンスではなく、早瀬の家族への思いが毎話強烈に描かれているので、そこが感動できるポイントかなと思います。早瀬は“顔を変える=リブート(再起動)”をして儀堂に成り代わっていきますが、どこかの段階で儀堂すらも超えていくという。

ただ善良な人が悪徳刑事に成り代わって、必死にそのふりをして生きていくだけではなく、いつの間にかその人物に取り込まれて、本人すらもできなかったことをやるようになっていくというところに震えました。

――そんな早瀬に手を貸し顔を変える手伝いをする公認会計士・幸後一香を演じるのは、日曜劇場初出演となる戸田恵梨香。

戸田:一香はあらゆるうそをつき続けて、自分の存在や自分にとっての真実がどこにあるのかも分からなくなるくらい、たくさんのことを犠牲にして生きている人です。本当に我慢強いし、自分の中の何かを守るために本気で生きている人だなと思います。

――善悪を行き来する前代未聞の一人二役と、うそにまみれた謎多き女性。役作りは互いに苦労が絶えなかった。

鈴木:人間誰しも目の前にいる人によって自分を演じ分けている部分があると思うんです。僕の一人二役はそこが二重になっているので、ものすごくやりがいがある一方で、それをエンターテインメントとして世に出すときに、“早瀬モード”“儀堂モード”というのをはっきり説明的に演じ分けるのではなく、場合によっては、その一瞬がどちらなのか分からなくなるようなリアリティーをどれほど出せるかが課題でした。

戸田:私は今までいろいろな作品に出演させてもらってきて、その時々に感じる自分の感情を大事にしてお芝居をしてきましたが、今回は誰といても、どんな言葉を交わしても、居心地が悪く感じました。一香の存在自体がどこにあるのかが分からなくて、自分を受け入れられないまま終わった感じでした。その感覚が初めてだったので、もう一つの人生を生きられたと思うほどの濃厚な時間を過ごせたなと思います。


■回答そろい息ぴったり「宇宙はロマン」

――鈴木による驚異の演じ分けにも注目が集まる本作。早瀬のように誰かに成り済ますことができるなら誰になってみたいかと尋ねると、しばらく考え込んだ後、2人の意見がぴったりとそろう。

鈴木:宇宙飛行士ですね。

戸田:私も!

鈴木:宇宙に行ってみたいです。最近宇宙飛行士のSNSを見ていたら、宇宙から投稿したりしていて、地球に戻ってくると重力ですごくしんどいとか、ベッドにずっと押し付けられている感じがするというのを知って、それを感じてみたいなと思いました。

戸田:私も宇宙はいつか行ってみたい。ロマンだなと思います。この前沖縄に行ったんですけど、流れ星ではないレベルの明らかに大きい緑色の光が3秒ぐらいふーっと夜空を流れていったんです。そういった宇宙の神秘的な世界をいつか見てみたいと思うので、宇宙飛行士は憧れます。

◆撮影=山田大輔/取材・文=松本あかね/スタイリスト=林健太(鈴木)、齋藤ますみ(戸田)/ヘア&メーク=林美穂(鈴木)、齋藤美穂(戸田)

※「月刊ザテレビジョン2月号」より

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