そんな「感情出費」を減らすだけで、家計はぐっとラクになります。元浪費家の貯蓄0家計だった小倉つぼみが、感情とお金の関係に気づいてから家計が整った理由をご紹介します。
イライラと出費の意外な関係
ストレスがたまったとき、ついコンビニで甘い飲み物を買ったり、ネットでポチッと衝動買いしてしまった経験はありませんか?これは“感情消費”といわれ、心理学でも「ネガティブな感情は短期的な快楽行動を引き起こす」とされています。
仕事・子育て・家事が重って、自分の時間が取りにくいなどプチストレスが重なって、気がつくと「今日くらいは自分を甘やかしたい」と理由をつけ、ちょっとした出費を重ねてしまうことも。
すると、数百円の積み重ねが月に1万円以上のムダ遣いになるケースも少なくありません。
筆者自身、“イライラ買い”や “ストレス食い”を繰り返し、家計簿を見返すたびに落ち込んでいました。原因は、家計の知識ではなく「感情のコントロール」だったのです。
忙しい主婦がハマりがちな感情消費
時間に追われている忙しい主婦は、特に“無意識の出費”に陥りやすいといわれます。・子どもの習いごとの送迎で疲れ、帰りにカフェへ寄ってしまう
・夫婦の会話がすれ違い気味で、気晴らしに間食が増える
・仕事のストレスで夜にネットショップを見てしまう
・「私ばっかり頑張っている」と感じて、自分へのご褒美が過剰になる
これらはすべて「感情のゆらぎ」が引き金となって起こります。
さらに厄介なのは、この出費を“必要経費”だと錯覚してしまうこと。
しかし冷静に振り返ると、癒しよりも罪悪感が残る出費も多く、ストレスは減らないどころか増加しがち。家計にも心にも悪循環となります。
だからこそ、感情を客観的に見つめる“小さな習慣”が家計改善の第一歩になるのです。

