塾には相性が悪い先生もいることも...対処法はある?

こわい、きびしい、わかりにくい……子どもが先生との相性が良くないと感じていたらどうすれば良いのでしょうか。特に冬期講習などで普段と違う先生に当たったり、新学年を前に不安になったりすることもありますよね。
塾へ相談するのが解決への近道ではありますが、集団塾で生徒ひとりとの相性のために先生を替えてもらえるケースは多くないんですよね。
子どもが先生と相性が良くないと感じているようなら、まずは話をしっかり聞き、何がどう合わないのか探りましょう。
そのうえで、内容によっては塾へ相談する、もしくは家庭でできる対処法を試してみる、というのが良いと思います。
今回は、相性の悪い先生に当たったときにできることについてお話しします。
「相性が悪い」を具体的に聞き、塾へ相談を

一口に「相性が悪い」と言っても原因はさまざまですが、どの場合でも子どもへのヒアリングが必要です。
子どもは「なんとなく合わない」「好きではない」といったあいまいな言い方をすることも多いので、まずは具体的な話を引き出せるよう根気強く聞いてください。
塾へ相談するにも、「算数の先生が苦手なようで…」より、「算数の先生の授業スピードが早くついていけないようで…」と切り出したほうが問題点を共有しやすいでしょう。
とはいえ、塾に相談してもクラスや先生を変えてもらうことはなかなか難しいと思います。
とくに大手塾では、希望する生徒全員に同じ対応はできないことや、習熟度でクラスを決めていることから、クラスや先生の変更はほぼ無理と考えたほうが良いかもしれません。
しかし私が勤めていた塾では、保護者からこういった相談を受けた場合、その講師に名指しではなく講師陣全体への注意として「強い言葉を使わない」「予習復習の指示は具体的に」といった話をすることはありました。
クラスや先生が変わるというのは難しくとも、塾へ相談することで、相性の悪さの原因が改善されたり和らいだりする可能性は十分ありますよ。
