夫に尽くすことを決意
でも、修斗はしばらく考えた末に私を許してくれた。そして彼と私は結婚することになったのだ。私は決めた。修斗に尽くそう。彼が私に尽くしてくれたように、いや、それ以上に。彼を一番に愛し、この幸せを、一生かけて守り抜こうと。
結婚後は他の男性に会うことなんて考えなかった。毎朝「いってらっしゃい」のキスを交わしていたし、子どもが生まれてからも夜は二人でゆっくり語り合う。修斗は相変わらず優しくて、仕事で疲れて帰ってきても、必ず私や子どもたちを抱きしめてくれる。
私は、もう過去の過ちを繰り返さない。そう誓っていた。この幸せが、ずっと続くように。
このころは、夫のスマホの中身を見たいなんて思ったことがなかった。だって、優しい彼はいつでも「真っ白な潔白」だと信じていたから――
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あとがき:「幸福に潜む甘え」
幸せな家庭を自ら壊そうとした主人公の行動は、読む者の心をざわつかせます。なぜ人は、満たされているはずなのに、別の何かを求めてしまうのか。修斗さんの深い悲しみと、それでもあんりさんを許すという決断は、愛の形を問いかけます。再構築を決意したあんりさんの覚悟は、どこまで本物なのでしょうか。
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

