主人公の人生の物語を描くNHKの連続テレビ小説、通称『朝ドラ』。
さまざまな時代を生きるヒロインの成長譚が、多くの視聴者に支持されています。
あなたが、印象的だと思ったヒロインは誰でしょうか。
本記事では、40~60代の男女300人にアンケートを実施し、ヒロインの成長にもっともグッと来た『朝ドラ』について調査しました。
ヒロインの成長にもっともグッときた『朝ドラ』第3位 『あさが来た』
第3位は、2015年後期放送の『あさが来た』。
明治時代に活躍した実業家・広岡浅子さんをモデルにした主人公、白岡あさを俳優の波瑠さんが演じました。
幕末に京都の豪商の娘に生まれたあさは、琴や裁縫が上手な姉のはつとは対照的な性格のお転婆娘です。
結婚後のあさは、大坂の両替商・加野屋の妻として奮闘。幕末から明治への大転換期に果敢に立ち向かいました。
後に、炭坑事業や銀行経営、生命保険事業などで才能を発揮。
実業家としての地位を確固たるものにしつつ、日本初の女子の大学校である『日の出女子大学』の設立に向けてほん走します。
女性実業家としての経験を元に、社会事業家として女子の高等教育への道を切り拓いた、あさ。その姿は、視聴者から絶大な支持を受けました。
【ネットの声】
・あさは、時代を切り拓いた人。自分にはできないからこそ憧れる!
・あさが一代で成し遂げたことはあまりに多い。バイタリティがすごい!
・偉業の先に現代があると思うと、感慨深い。
ヒロインの成長にもっともグッときた『朝ドラ』第2位 『あんぱん』
第2位は、2025年前期放送『あんぱん』。
漫画家・やなせたかしさんの妻の暢さんをモデルにしたヒロイン、柳井のぶを俳優の今田美桜さんが演じ、好評を博しました。
戦時中、のぶは女子師範学校を経て教員となり、愛国主義に傾倒します。
しかし、敗戦の過程で価値観が揺らぎ、退職。その後、新聞記者や雑誌編集、議員秘書などの仕事を経験する中で『逆転しない正義』を追求していきます。
のぶは、同じく『逆転しない正義』を求めて創作をおこなう嵩と再婚し、その活動を応援し続けました。夫婦の歩みは、名作『アンパンマン』として結実します。
第二次世界大戦前後は、民主主義のあり方が一転した時代。激動の中、国民的ヒーローの誕生をアシストしたのぶの姿に、称賛の声が寄せられました。
・愛国主義という『正義』を失ったのぶを演じる今田さんの演技が、圧巻だった。
・戦時中の自分のあり方を反省して、別の道を歩んだのぶ。忘れられない主人公だった!
・のぶは、『アンパンマン』が誕生するまで支え続けた。その功績は大きい!

