脂が乗って食味も抜群 走水沖のビシアジ好調

脂が乗って食味も抜群 走水沖のビシアジ好調

速潮の中で育まれた三浦半島走水沖のアジは晩秋~年末にかけては一層脂が乗って一年のうちで最も美味と称される時期。

それをよく知る舌の肥えたファンで連日賑わいを見せている。

釣り場は走水沖の水深40~60m前後。

釣れるのは肉厚な居着きのアジで25~35cm級を主体に40cmオーバー交じりで良日はトップ40~50尾という好模様。

極うまアジを釣るのも食べるのも今がおすすめだ。

釣行の写真

▲貸し道具完備で初心者でも楽しめる

おいしいアジを求めて三浦半島走水港の政信丸へ釣行した。

走水のアジと聞けば最近は釣り人だけでなく、グルメな方がたからの認知度も抜群。

それもそのはずの姿とうまさなのだが、釣れる魚はアジだけでなくそのどれもがまたうまい。

マダイやタチウオなどがその代表で、政信丸ではタイラバ、テンヤタチウオなどでも出船しているが、今日は本業?といえるアジだ。

この日はあいにく北寄りのかなり強い風。

それでもこの時期抜群にうまい走水のアジを釣ろうと16人の釣り人が集まった。

そしてそのほとんどが貸し竿でのグループ釣行者。

ビギナーにも優しい政信丸の真骨頂だ。

船長と若船長の二人作業で受付から釣り座のセットまでテキパキと進み、全員の準備が整うと7時15分に出船。

風波のため普段なら15分少々であろう走水沖の釣り場へ30分近くかけて到着。

しばらく反応を探して、「水深は54mです。タナは底から2~3mでやってください」のアナウンスで釣りを開始する。

しかしここでは空振り。流し変えての2流し目もアジからのアタリは遠い。

釣り開始から30分ほどしてようやくミヨシ寄り二人にアタリが出るが、これは両方ともカイワリだった。

船長の話では、「水温が下がり切らないから、ここ最近多くなった」という。

超美味魚なゲストなのでうれしいには違いないだろうが、やはり本命の走水のアジを釣りたいところだ。

そしてまた反応探し。

海が悪く船の移動も慎重にならざるを得ないが、反応探しに時間がかかり、なかなか船が止まらない。

早くも暗雲が立ち込める。

釣行の写真

▲慣れていない人は扱いやすい2本バリ仕掛けがおすすめ

知っ得!うれしい付けエサ

政信丸の付けエサはビシアジ釣りの定番アカタン(アオイソメの予約時購入も可)だが、サイズが小さめにカットされていて筆者の好み。

細かめにミンチされたコマセとの相性もよく、そのため食いがよいのだと思う。

またしっかり染められていて使用中の色落ちが少ないのもグッド。

ちゃんと処理されているからエサ付け時に手が赤くなることがないのもうれしい。

エサ

▲アカタンはイカタンを食紅で染めた付けエサ

一荷釣りでスタート

しかし5分ほど走ったポイントでその暗雲を振り払う。

着底と同時にまず右舷ミヨシ2番から「アタった!」の声。

それをきっかけに船中あちらこちらでアタり始め、次つぎに30cm級の良型が取り込まれる。

そしてコマセを詰め直した次投でもアタリは続き、入れ食い状態になってきた。

一荷で釣る人も出てきて、野村春陽君(小5)もその一人。

お父さんと沖釣りにくるらしく、小さい身体でのコマセワークもなかなか堂に入ったものだ。

小一時間入れ食いタイムは続き、ツ抜けしたなんて声も聞かれ、写真も撮れたところで私も参戦。

着底後2m巻いてコマセを振り、もう1m巻くと待ってましたとばかりに竿先がギュンギュンと引き込まれる。

釣り座がミヨシの突き出しということもあり船の揺れが激しいが、なんとか揺れに合わせて竿を上下し、ビシを手に取ると良型の一荷。

ハラハラしながらの抜き上げも無事成功した。

いきなり一荷からのスタートで気分は上々、さあここからはアジ釣りマシーンになってと思っていると、不思議なくらいにこの後ピタッとアタリが途絶えた。

ええ、自分が竿を出した途端にと恨みつらみを言いたくなるが、食わないものは仕方がない。

釣行の写真

▲30cm前後が多かった

配信元: FISHING JAPAN