極低出生体重児などの発育に新たな選択肢
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プリミーフォートとは、米国プロラクタ・バイオサイエンス社が開発した人乳由来の液体母乳強化剤。2006年の米国登場以来、2025年11月時点で欧米や中東など19カ国で販売されており、世界で12.5万人を超える極低出生体重児などの栄養管理に使用されています。母乳に人乳由来の物質を添加する栄養法（EHMD）の利点については、日本小児科学会の提言の中でも言及されています。
出生体重1,500g未満の乳児は、消化管機能が未熟な一方で、成長のために高いエネルギーやタンパク質を必要としています。そのため、新生児集中治療室（NICU）での適切な栄養管理が欠かせません。同社は国内の医療ニーズに応えるべく、プリミーフォートを開発した米国プロラクタ・バイオサイエンス社と共同開発を行い、人乳由来初の母乳強化剤の承認取得に至りました。
日本新生児成育医学会 理事、日本母乳哺育学会 理事長、日本周産期新生児医学会 理事、日本母乳バンク協会 代表理事、日本財団母乳バンク 理事長の水野克己氏は人乳由来の強化剤導入について、「2017年に母乳バンクを立ち上げて以来、新生児の栄養環境の改善に努めてきた関係者として、人乳由来の母乳強化剤の導入は大変意義のあることであり、感慨深いです」とコメントしています。
※承認取得時点（2025年12月）、同社調べ
NutraIngredients.com https://www.nutraingredients.com/Article/2022/01/18/Prolacta-Bioscience/
一般社団法人日本財団母乳バンク https://milkbank.or.jp/news/research/topics/topics-0-9/
クリニジェン
https://clinigen.co.jp/
（マイナビ子育て編集部）
