1.飼い主さんの異変を察知しているから
猫は察知能力が非常に高い生き物として知られており、なかでも飼い主さんの「いつもと違う」には敏感に反応します。
声を出して泣いたり、部屋に引きこもってしまったりと、飼い主さんの普段見ない姿に違和感を感じるのです。
猫は人のように、感情が動かされて「泣く」という行動を取ることはありません。
ですので「悲しくて泣いている」と理解することまでは、どうしても難しいでしょう。
それでも猫がそばにきてくれたという事実だけで、多くの飼い主さんの気持ちを温かくさせるはずです。
2.お世話を待っているから
悲しみに暮れていても、猫との日常が止まることはありません。
時間が経てば猫もお腹は減りますし、トイレのお掃除も必要です。
そんなときに猫が頼れるのは、あなたしかいません。
「ごはんがほしいよー!」と鳴いて訴えたり、じっと目線を送ったりして、あなたが行動するのを待っている可能性もあります。
なかば強制的に見えますが、猫のお世話をすること自体が気分転換につながり、不安な気持ちが少しだけ和らぐかもしれません。
実際、猫とのふれあいによって、愛情ホルモン「オキシトシン」が作用することも分かっています。
お世話を再開する前には、一度優しく抱きしめて、猫の存在を感じるのもおすすめです。

