
漫画みたいな関係性のママ友について描いた漫画のカット(やのさん提供)
イラストレーターのやのさんの漫画がインスタグラムで1万2000以上の「いいね」を集めて話題となっています。
娘の保育園で知り合ったママ友。同じマンションに住んでいることから話が弾み、いつしか気兼ねなく連絡できる関係に…という内容で、読者からは「すてきな関係性、うらやましいです」「私もそんなママ友が欲しい!」などの声が上がっています。
日常の小さな行動が友情を生む
やのさんは、インスタグラムで作品を発表しています。やのさんに作品について話を聞きました。
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
やのさん「育児中に印象に残った出来事を自分のペースで漫画にしていたのですが、うれしい出会いがあったので『これや!』と思い、漫画にしました」
Q.このママ友さんと親しくなったのはいつごろですか。
やのさん「わが家は2024年4月に娘を入園させたのですが、このママ友のお子さんは2025年4月からの入園で、5月ぐらいに知り合いました」
Q.やのさんにとって、このママ友さんはどのような存在ですか。
やのさん「スーパーで袋にたくさん入ったパンを買っておすそ分けしたり、近所の夏祭りに一緒に行ったり、マンションの下でたまたま会ったらそのまま公園に子どもたちを連れていったり…。本当に気軽に親子共々遊べる、最高の友達です」
Q.このママ友さんと、今後やってみたいことはありますか。
やのさん「マンションの近所に個人経営の居酒屋があり、よく常連さんたちで盛り上がっている様子なので、今度そこに2人で行ってみようかと話しています」
Q.「私もママ友が欲しいけれど、なかなか声を掛ける勇気がない」という人も多いようです。やのさんなら、どのように声を掛けられたり、誘われたりするとうれしいですか。
やのさん「朝のあいさつを、幼稚園やマンションで会う人には、必ず明るくするように心掛けています。『あいさつは無料でできる投資』という言葉をどこかで見たことがあるのですが、本当にそうだと思います。絶対に嫌な気分にならないし、プラスにしか作用しない。明るく元気に『おはようございます』と声掛けするだけで、いろいろな縁に恵まれやすくなると思います。私は誰とでも友達になりたいので、ぜひインスタグラムをフォローしていただくところから、お近づきになれればうれしいです」
Q.作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。
やのさん「『いいな~』というお声が多かったです。私もこんな漫画みたいな展開になるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。『私と友達になりたい』と言っていただけるコメントもあり、とてもうれしく思いました。『もしかしたら、同じ園に通っている人が知らずに見てくれているかも…』と考えることもあります」
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
やのさん「2016年からです。10年前にニュージーランドへワーキングホリデーに行き、1年2カ月いろいろなことをして、遊んで働いて帰ってきました。その経験をイラストで描きたいな、と始めたのが最初です」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
やのさん「最近は趣味の一つでもある、スキンケアのPR案件もいただけるようになって楽しいです。最初はニュージーランドのことをメインに描いていましたが、今は結婚もして子どもも生まれました。育児の中で面白かったことや、30代後半のお肌のことを中心に、楽しく続けていきたいです」
