【今こそ狙い目】ソニー「α7C II」はなぜ名機なのか?最新機より“あえて”選びたい小型フルサイズの傑作/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.142

【今こそ狙い目】ソニー「α7C II」はなぜ名機なのか?最新機より“あえて”選びたい小型フルサイズの傑作/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.142

メーカーの矜持を感じさせる快適な操作性!

性能としてすばらしいのが、AIプロセッシングユニットを搭載したことでAF時の被写体の認識性能が向上していること。

『α7R V』と同じAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF」で高精度に被写体を認識します。例えば人物を撮る際、人物が複雑な姿勢をとっていたり、顔が隠れていたりしたとしても、姿勢推定技術を用いて被写体を精度高く捉え、追尾することができます。また、認識できる被写体として、従来のα7Cシリーズの人物、動物に加え、 新たに鳥や昆虫、車や列車、飛行機も認識できるようになります。(公式Webサイトより)

ピピッとすばやく正確にフォーカスが合うのは本当に気持ちよく、写真もいい感じに仕上げてくれます。

コンティニュアスAFで撮影動きの速いサッカーの試合をコンティニュアスAFで撮影してみました。シャッターボタンを半押ししている間中、動いている被写体にピントを合わせ続けてくれるのですが、この精度が非常に高い!

決定的瞬間も簡単にとらえられるシュート動作に入る、このような決定的瞬間も簡単にとらえることができます。これは気持ちいい!

電子ビューファインダーが背面左上に備わっている使用するうえで特徴的なのは、電子ビューファインダーが背面左上に備わっていること。ペンタプリズムを備えていた一眼レフ時代の名残もあって、背面中央上にビューファインダーを備えたモデルが多いのですが、今作はコンパクト化を図ることからも左上に設置。よりカジュアルな雰囲気で撮影できます。

晶モニターは角度を自由に調節できるバリアングル仕様液晶モニターは角度を自由に調節できるバリアングル仕様。子供や動物を撮影するときのローアングル、風景を見下ろしたいときのハイアングルなどで活躍してくれます。またタッチ操作にも対応しているので、直感的な操作も可能です。

機能的に集約されている操作部また使用していて感じたのは、操作部が実に機能的に集約されていたことでした。指が届く範囲に数多くのダイヤルやボタンが密集し、必要な機能にすぐにアクセスできます。こうしたところにも、カメラメーカーとしての歴史やノウハウが感じられます。

この他、4:2:2 10bitで4K60p(QFHD(3840×2160)時。4K60p/50p記録はSuper 35記録モードのみ)の動画記録に対応するなど、動画機能も強力。個人的に動画撮影も挑戦していきたいと考えているので、そこの領域も完璧です。

【総評】「α7C II」は人生にうるおいを与えてくれる!

「α7C II」は人生にうるおいを与えてくれる改めて「α7C II」は、隙のないいいカメラだと感じました。

巷では先ごろに新発売された「α7 V」ばかりに注目が集まっていて、こちらも確かにすばらしいのですが、小型フルサイズ機として「α7C II」が持つ優位性は今なお色褪せていないことも再認識できました。また、「α7C II」は発売から2年以上が経ち、市場価格がこなれてきたというのも小さくない評価点。なにせ、一眼カメラは決してお安くはない製品ですから……。

セミリタイアしたあと、夢中になれる趣味があるといいと思っているんです。今候補に上がっているのは、自転車とゴルフ、そしてカメラ。人生にうるおいを与えてくれるモノのひとつとして、「α7C II」が掛け替えのない存在になってくれそうです。

問い合わせ:ソニー 買い物相談窓口
TEL:050-3754-9555
ソニー 公式WEBサイト

文/奥家慎二 構成/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典

配信元: MonoMaxWEB