「永野&くるまのひっかかりニーチェ」自分だけのモヤモヤをぶつけると受け止めてくれる/いつもテレビをみています#43

「永野&くるまのひっかかりニーチェ」自分だけのモヤモヤをぶつけると受け止めてくれる/いつもテレビをみています#43

「永野&くるまのひっかかりニーチェ」
「永野&くるまのひっかかりニーチェ」 / イラスト=渡辺裕子

テレビ大好きイラストレーター・渡辺裕子さんが、お気に入りの番組をかわいいイラストで紹介する連載「いつもテレビをみています」。第43回は「永野&くるまのひっかかりニーチェ」(テレビ朝日)をチョイス。

■自分だけのモヤモヤをぶつけると受け止めてくれる番組

身内だけに見せるものなのに「コンプラ」と言われることにひっかかる、ラストオーダー1分前に店に入る人にひっかかる、などなど……。

日常にある、小さな違和感をスルーできずにひっかかってしまう視聴者たち。彼らが送ってきたメールに対して、やはりいろいろひっかかって生きている永野さんと令和ロマンのくるまさんが、暴論から正論までごちゃ混ぜにしてしゃべりまくり、最後にニーチェのような哲学的な言葉でまとめる(あまりまとまらないけれど……)という番組、「永野&くるまのひっかかりニーチェ」。

毎日、何にもひっかからずに、するすると氷の上をすべるようにスムーズに過ごしていきたい。あるいは、ひっかかっても「そんなのありませんでした」と見ていないふりで生きていきたい。絶対その方が楽なんだけど、どうしても、ひっかかって立ち止まってしまう。

こういうことが気になるのは自分だけなのだろうか、というモヤモヤを、ぶつけると受け止めてくれるこの番組。ひとつの小さなひっかかりについて、永野さんくるまさんのふたりがしゃべり始めると、百倍以上のワードが返ってくるのがすごい。まさに言葉の洪水。

■みんなのひっかかりに納得できたりできなかったり…でもなぜかスッキリ

永野さんの独特の感性から繰り出される回答に対し、くるまさんがまた違う角度から言葉を返し、ふたりのしゃべりのラリーが止まらない。そこに三谷アナウンサーがまた熱い意見を投げ入れて、3人のトークが延々と続く。

あの大量のおしゃべりを約15分しかない番組に編集するの、たぶん大変だと思います。

最後のまとめの言葉まで聞いても、みんなのひっかかりに納得できたりできなかったり。でもなぜかスッキリします。思いっきり話をして意見をぶつけ合える場があるのってうらやましい。いつか私も、心の底にしまって見ないふりしているひっかかりを、あの3人に向けて投げてみたいです。

そして番組の終わりの「本編とバランスをとる時間」で、のんびりしている令和ロマンのケムリさんを見ながら、熱くなった脳内をクールダウンできるのも好きです。

と、とても好きな番組なのですが、深夜放送なのでなかなかリアルタイムで見づらいんですよね。ぜひTVerで、あの大量の言葉を浴びてください。

■イラスト・文/渡辺裕子

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