小学4年生の息子さんが、病院で初めて“粉じゃない薬”を処方される事に。憧れいっぱいの表情で帰宅した彼が放った言葉に、家族は大笑いして……。友人が体験談を語ってくれました。
ついに粉薬卒業!? 病院で先生からの提案
小学4年生の息子が、風邪を引いて病院へ行った時の事です。
診察が終わると、先生が息子に向かって言いました。
「もうそろそろ、粉薬じゃなくても大丈夫なんじゃない?」
いつも粉薬ばかり処方されていた息子。急な問いかけに、一瞬きょとんとした顔をしましたが、すぐに威勢よく「はい!」と答えました。
小学6年生のお姉ちゃんは、もう錠剤で処方される年齢です。
息子も、それがちょっとかっこいいと思っていたのかもしれません。
診察室を出るころには、口元にうっすら笑みを浮かべ、誇らしげな様子でした。
うれしそうに薬を探す息子
家に帰り、夕食後の薬の時間になりました。
息子が私の前にやってきて、ドヤ顔で言うのです。
「俺のタネは? ほら、今日もらったでしょ。ほら、あれ。タネ。タネちょうだい」
突然の“タネ”発言に私は頭の中が「?」でいっぱいに。
「え? タネ? なんの事?」と聞き返すと、息子は少し焦ったように「タネだよ、タネ! 今日先生が俺に勧めてくれた、薬のタネ!」と強調します。

