空腹のあまり海辺で砂を食べていた“長毛猫” 現在の姿に感涙の声「この子は強運」「幸せになって」

空腹のあまり海辺で砂を食べていた“長毛猫” 現在の姿に感涙の声「この子は強運」「幸せになって」

 海辺で砂を食べていたガリガリの猫を保護した女性が、現在の様子をYouTubeに投稿しました。先住猫たちにもすっかりなじんだ健やかな姿が反響を呼び、記事執筆時点で8万4000回以上再生され、2300件以上の高評価を集めています。

 動画を投稿したのは、海辺の家で犬2匹、猫5匹と暮らしている女性のYouTubeチャンネル「kyuku ch.(いぬとねこと海のおうち)」。

 投稿者さんがある日、海辺を散歩していると遠目に何か生き物らしきものが見えました。どうやら砂を食べているようで、近付いてみるとコンクリートに囲まれたくぼみのようなところに長毛種の猫ちゃんがいます。

 そのときは愛犬たちと一緒だったのでいったん帰宅してから、「CIAOちゅ〜る」を持って再度同じ場所へ戻りました。よほど空腹なのか、近付いても猫ちゃんは気付かずに夢中で砂を食べていましたが、そのあとちゅ〜るをあげることに成功します。

 日が暮れてきて潮が満ちてくるタイミングであること、触ったら体がガリガリだったことから、保護することにしました。長毛のため少し分かりづらいですが、ひどくやせ細っていたのです。砂を食べて命をつなぐだなんて、かわいそうに……。

 保護した猫は初日からおなかを見せてノドを鳴らす無防備さ。まず動物病院に通院し、しばらく先住猫たちとは隔離したあと、ほかの犬猫たちと対面する流れとなりました。先住猫たちがフレンドリーなので、わりと早くなじんだそうです。

 なお、動物病院での診察によると、おなかに寄生虫はいないとのこと。ただし、耳にはダニがいて、避妊手術のあともあるようでした。

 一緒に住む上で名前を付けることになり、投稿者さんは1年ほど前に亡くなった愛猫・あずきに見守ってほしいという思いから「シルコ」と命名します。

 遺棄の可能性が高い一方で迷子の可能性もあり、飼い主の手がかりを探すため、発見したあたりをよく調べているそうです。投稿者さんは「探している飼い主さんがいるのなら見つけてあげたい」という思いを伝えています。

 シルコちゃんは人懐っこいけれど抱っこは嫌いで、なぜか箱が苦手なのだとか。キャリーも苦手で、保護した当初は床の上にずっといたのだそうです。今ではテーブルかテレビ台の下がお気に入りになりました。

 食べることに執着心はありますが、食べるのはすごく遅いシルコちゃん。先住猫たちとも仲良くやっているといいます。もうすっかりこの家の一員ですね!

 今は健やかに暮らしているシルコちゃんの様子にコメント欄には、「砂を食べていたなんて、辛すぎる。よい方に保護されて本当に良かった」「なんで浜辺に長毛さんが?? 保護ありがとうございます」「なんだか 涙がでます。お腹空いてたのね。いい人に出会えてよかったです」「しるこちゃん可愛い 先住猫ちゃんも優しくて、このお家に迎えられて、良かったですね」「シルコちゃん、保護してもらえて良かったね」「この子は強運」「幸せになって」という反応が寄せられています。

 YouTubeではこのほか、同居する愛犬や愛猫たちとの日々を紹介。Instagram(@kyuku80)でも同様に発信しています。

画像提供:YouTubeチャンネル「kyuku ch.(いぬとねこと海のおうち)」

配信元: ねとらぼ

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