
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『狐ヤンデレと霊感ちゃん』(ナンバーナイン刊)を紹介する。作者のだやんカップさんが、8月30日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.3万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、だやんカップさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■見えないものに怯える生活を変えてくれたお狐様

人ではない何かが見え、それに悩まされていた“あなた”は、ある日狐の耳と尻尾を持つ人の姿をした、神と名乗るキツネと出会った。怖いものではなく話せる相手と初めて会ったあなたは、キツネから酒などを供えてくれれば守ってやると言われ徐々に打ち解けていく。
キツネが来てから今まで見えてしまっていた“何か”と会わなくなり、助けてくれたことに感謝を伝えるあなた。その後、自分の名前が分からなくなってしまったキツネに“時花”と名前を付け、さらに仲は深まっていく。そんなある日、時花に愚痴を言ったことから状況は変わり始め…。
この狐に愛される物語を読んだ人たちからは、「お狐様がかわいすぎる」「罪悪感を持たなければ良い神様ね」「誰かがいてくれればと思うと」「文字どおり愛情が深すぎる」など、多くのコメントが寄せられている。
■「自分の好きな要素を色々盛り込んだキャラ」作者・だやんカップさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
元々稲荷信仰などオカルトが好きなのですが、その中でも特に『ゆる民俗学ラジオ』さんの『流行神シリーズ』に大きく感銘を受けました。様々な民間伝承を楽しく、わかりやすくお話してくださっていて、とても好きなラジオの1つです。
――本作は、徐々に侵蝕していく展開が印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
やはり「時花」ですね。気さくで人懐こくて危ないケモミミ褐色糸目お兄さんと、自分の好きな要素を色々盛り込んだキャラなので注目していただけると嬉しいです。
――本作は、狐の執着を感じる表情や徐々に焼け落ちていく札がより恐怖を演出しているように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
怖すぎないようにはしています。一応恋愛ものなので…。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
窓枠に肘をついて話している時花のシーンですね。名前を与えることで境界を踏み越え、背景が夕焼けに変わり夜になり、「取り返しのつかない状況」になっていってることを表せたのではないかと思います。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
「ヤン“デレ”」なので、ちゃんと相手を好きなことが伝わるようにしています。できれば「好きになった理由」も描くように意識しています。それがないと、ただのモラハラやシリアルキラーになってしまうので…。
――今後の展望や目標をお教えください。
これまでに2作品を出版させていただいたので、他の作品も形にできたらいいなと思っています。また、細々と絵のご依頼もいただいているので、それが続いたら嬉しいです。あとは、ぼちぼち新作も発表していけたら…と色々考えています(笑)。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも応援ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるように頑張りますので、よろしくお願いいたします!

