
マチ・マチコ(@machi_blog)さんは、2025年にブログで『見えすぎる男』という作品を投稿し、ネットを中心に注目を集めている。本物の占い師に「生霊がついてる」と指摘をされ、除霊をしてもらうエピソードだ。本作を描いた経緯や生霊などについて、著者のマチ・マチコさんと体験者のユリさんにインタビューした。

――本作はどのように誕生しましたか?
マチ・マチコさん:このお話はフォロワーさんからいただいた実話になります。私の作品はすべて実話をもとに描かせていただいています。別の話で描いたフォロワーさんと仲良くなり、占いが好きという話から詳しく伺い、とてもおもしろい話だったので描くことになりました。

――本作を描く上で工夫された点などがあれば、お聞かせください。
マチ・マチコさん:他の作品もそうですが、そのときの感情や雰囲気なども詳しく伺って描いています。また、登場人物はなるべく誰似なのかも聞いて似せて描いています。その方が読者も想像しやすいかなと思いまして。

――今の彼氏はいい人そうですが、何故ユリさんに彼氏の生霊がついていたのでしょうか?
ユリさん:結論的にその彼氏もストーカーになりました。占い師にはそうなる未来が視えていたんだと思います。ものすごくやきもち焼きで、最終的に支配されてると気づき、結婚も断って時間をかけて逃げました。
マチ・マチコさん:だから、見える彼は『その人に拘らなくていい』と言ったんだとあとになって気づいたわけですね。怖いですね(笑)。

――ユリさんには元カレと今の彼氏の生霊がついていましたが、男女関係では生霊が付きやすいと思われますか?
ユリさん:当時の私はつきやすかったと思います。数年後、新しい人と付き合って事実婚で幸せの道を歩んでましたが、結局そのときも生き霊ではないですが、私のやることなすこと、邪魔するものがついてると言われました。それ以降、毎月厄祓いに神社に手を合わせに行ってます。
マチ・マチコさん:お話を聞いた感じ、ユリさんは男女共に執着されやすい感じがしました(汗)。特に仲が深くなる男女関係の方がつきやすいと思いました。

――最後に、今後の展望についてお聞かせください。
マチ・マチコさん:元々はサレ妻の話を描いていたのですが、最近ではヤバい女・男、毒親の話なども描いています。世の中理不尽なことや嫌なことばかりですが、『皆いろいろありながら頑張っている』という実話を漫画という形でおもしろおかしく、丁寧に描き続けていきたいと考えています。読んだ方が「少し気持ちが軽くなった」「自分だけじゃないと思えた」と感じてもらえる作品を目指し、表現の幅も広げていきたいです。
本作では、ユリさんが占い師に生霊を除霊してもらう経験がコミカルに描かれている。マチ・マチコさんはほかにも数多くの作品を描いているので、興味がある人はこの機会にぜひ読んでほしい!

取材協力:マチ・マチコ(@machi_blog)
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