
2023年10月期に放送されたドラマ「うちの弁護士は手がかかる」の続編、「うちの弁護士はまたしても手がかかる」が、2026 年1月4日(日)に放送される。主演は前作に引き続きムロツヨシ。今作は、またしてもクビの危機に直面している蔵前(ムロ)が、自ら手を挙げ、大人気弁護士・新(木南晴夏)と共に働くことになる。今回のインタビューでは、主演のムロに、数々の作品で共演してきた木南とのお芝居についてや、「うち弁」の復活が決まった際の感想などを語ってもらった。
■前作を撮影している途中から、「まだまだできるだろう」と思っていた
――新春ドラマ「うちの弁護士はまたしても手がかかる」として「うち弁」が帰ってきますが、SPドラマが決まった時のお気持ちをお聞かせください。
またやれるといううれしさと、「何ができるだろう」というのが決まってすぐの感想でした。一旦幕を閉じたドラマですので、「なにか新しくしたいな」とか、内容で言ったらどんな事件をやるのかとかは、一緒にプロデューサーさんと話し合いをしながら、私の意見も混ぜていただきました。今回は木南(晴夏)さんが参加してくれるということになり、みんなでお酒を飲みながらいろいろ意見交換もしました。大人のいい意味での作戦会議ができたかなと思います。
――前作が終わる際に、ムロさん自身は続編あるかもといった期待はされていましたか?
していましたね。前作を撮影している途中から、「まだまだできるだろう」と思っていました。世の中には多くの事件があって、それをドラマを通して伝えて、同じような事件が起きないようにできる力もあるのかなと。私が先頭に立ってもいいと言ってくれた場所ですので、続編は本当にやりたかったですし、同時にやってから責任も感じましたね。
――今作ならではの魅力はどこに感じていますか?
全く新しい魅力を木南さんが持ってきてくれた点です。前回の平手(友梨奈)さんの役とのデコボコ感もすごく好きでしたが、今回は共演歴も長い木南さんに出演いただけたことで、早いテンポで足並みがそろったのは今回の魅力かなと思います。
役の中では全く愛まみれないところから始まりますが、それがでも芝居としてはすぐに対応できるというか、「なら足し算しよう」とか「これは引き算しましょうね」というのがすぐにできました。前作とは、また違った良さが出ていると思います。
■渡部篤郎からの言葉に感動「こんな大先輩がいて心強い」
――改めて木南さんとのお芝居はいかがでしたか? 現場ではどんなお話をしましたか?
お互いに「絶対に迷惑をかけない」とか、「迷惑かけてでもやりたいことをやる」とか、決めていることがあるんですよ。なので、木南さんとのお芝居でやりにくい部分がないです。「ちょっとズレたな」と思ったら次の会話で修正しているし、会話成立を求めている段階が一緒だと感じました。私が「会話が成立しているかどうか」をすごい気にするのも知ってくれているので、そこを一緒に突き詰めていけるというのは、歴史があってこそだなと。他にここまで一緒にできる人はいないので。
今回も「こうしたらこれができるからやってもいい?」なんてお願いもしました。普通はお願いなどもしないのですが、相手が木南さんだからこそできたことです。現場では家族の話をしたりとか、またご飯行きたいねとか、他愛もない話をしていました。
――今回は「プロデューサーさんが意見を聞いてくれた」とのことですが、そういう形のドラマの作りはこれまでにもされていたのでしょうか?
ここまでどっぷりじゃないですけども、やはり「より良くするためにはどうしたらいいですかね」というプロデューサーさん含めスタッフの方との意見交換はありました。今回特に私の意見が反映されたのは渡部篤郎さんの出演です。ダメ元で、ちょっとだけバカなフリしてお願いをしたんです。
そしたら、篤郎さんが「ツヨシくん、話が来たよ。ツヨシくんのドラマでしょ? 悪いようにはしない」って言ってくれました(笑)。かっこいい言葉だなって。「やるかやらないか」じゃなくて「悪いようにはしない」。大好きなセリフですよ。こんな大先輩がいて心強いなと思います。それをすぐに現場のみんなにも伝えましたね。「昨日、篤郎さんに会って『悪いようにはしない』って言ってたよ」って(笑)。
――では渡部さんの共演シーンも?
はい、対峙するシーンがあるんです。お芝居をちゃんとやるのは当然ですが、やはりずっと見てきた篤郎さんとドラマで一対一で向き合うシーンがあったのは感慨深かったです。今でも昔テレビで見ていた方と共演できると、うれしくて心の中は浮足立っているんです。
■2026年で50歳に「そこでちゃんと意思表示をできたら」
――今回の蔵前の注目ポイントを教えてください。
蔵前の柔軟性が今回も発揮されています。そして「ダーク蔵前」が出てくるんですよ。前回はあまりなかったのですが、今回はしっかりあって、そのダークな部分を出していく蔵前が私は好きでしたね。皆さんが知らない蔵前の裏側の部分が出て、最後締めくくるっていうところがあるので。そこは見ていただけたらうれしいです。
――最後に新春ドラマということで、2025年1年振り返ってどんな1年でしたか? また2026年の抱負は?
おかげさまで本当にいろんな作品に参加できましたし、思いっきり舞台muro式.「トレ」ができました。それらが無事に終わったことが自分でも褒めるというか、「よくやった」と思っています。スタッフさんも代わりのいない中でやってくれたので、とても大変だったと思いますけど、今まで築き上げた仕事仲間たちともう一個作品が作れたっていうのはいちばん印象的です。そして毎年思うことですけど、健康でお芝居ができて良かったなと思います。
2026年は、1月23日で50歳になりますので、改めてそこで抱負というのを言えたらなと。なので、誕生日の日を見ていてください。そこでちゃんと意思表示をできたらいいなとずっと準備をしております。

