“有吉”炎上の陰で賞賛された“キムタク”。平成のアイドルが令和で高評価のワケ

“有吉”炎上の陰で賞賛された“キムタク”。平成のアイドルが令和で高評価のワケ

店員への気遣いにも表れる“人としての魅力”

 画像:「木村拓哉」YouTubeよりまた、8月には木村さんが家系ラーメンを食べる動画が公開。そこでは店主に写真撮影の許可を取ったり、木村さんの大ファンだという店主に自身が主演した『グランメゾン東京』のサイン入りDVDをプレゼントしたり、店員全員と握手をする木村さんの姿がありました。

さらには、手が汚れていることを理由に握手を断ろうとした店員に対しては、仕事で手の豆が潰れていることに触れ、「このおかげっすよ」と店員の手をカメラの前へ出しました。その上でしっかりと握手をしている姿が印象的でした。

こうした木村さ男気溢れ溢れながらも自然体で優しさや他者へのリスペクト精神に満ちた人間性が垣間見えるたび、ネットやSNSで称賛の声が上がるのも当然と言えるでしょう。

若者も再注目──変わらない“キムタク”の存在感

また、平成レトロブームが起き、当時流行した音楽やテレビ番組がYouTubeやSNSのショート動画で拡散されることも増えている昨今。20代から代の頃の木村さんの動画が拡散されると、「無加工でこれは格好良すぎる」「まだ若いのに今のアイドルにはない圧倒的なオーラと色気がすごい」と改めて“キムタク”のすごさを再確認する若い世代も多い様子です。

当時を知っているアラサー以上の世代からも「当時は毎日のようにテレビで見ていたから気付かなかったけど、こうして改めて見るとあの頃のキムタクをテレビで観られていたのは幸せなことだった」といった声も。

木村さんと共に平成から令和を生き、子どもから大人になった世代だからこそわかる「30年以上も“キムタク”をやり続けている凄さ」に言及する人も少なくありません。

 画像:株式会社エフエム東京 プレスリリースより(PRTIMES)プライベートや性格の良さは素の木村さんであることは間違いないものの、メディアに出ているときには常に視聴者が期待し、視聴者が求める“キムタク”でい続けてくれていることに変わりはありません。

また、昨今の芸能界における男女関係のスキャンダルが取り沙汰されるたびに木村さんの評価が相対的に上がるという現象も起きています。昨年には同じく元SMAPの中居正広さんの騒動があった際や、今年に入ってからのTOKIOの国分太一さんの問題が起きたときがまさにそうです。

長く芸能界の第一線にいて、業界やファンから大勢の人々から持て囃されてきたはずの木村さん。それにも関わらず女性トラブルもなく、“キムタク”でい続けています。

もちろん現在はそのイケおじっぷりで多くの女性ファンをときめかせていますが、単に見た目が格好良いだけではない内面の格好良さが令和の時代になっても多くの人々を惹きつけているのでしょう。

<文/エタノール純子>

【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中



配信元: 女子SPA!

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