東京都台東区の上野公園に新設された公衆トイレで、改修工事が始まった。12月24日から供用が開始されたが、男女の仕切りとなる壁がない構造であることから、インターネット上では安全面を不安視する声が相次いでいた。
弁護士ドットコムニュースの記者が12月26日午前に現地を訪れると、トイレは柵で囲まれ、使用できない状態となっていた。現場では、設置した東京都の担当者や業者とみられる人たちが脚立や資材を持ち込み、作業に追われていた。
犬の散歩で通りかかった近所の女性は、工事の様子を毎日のように見てきたという。「1年以上も時間がかかった割に、つくりが雑でがっかりしています。犯罪が起きかねないと思うと不安です」と話す。
このトイレは、東京藝術大学との連携事業として整備されたものだ。女性は「デザインは変わっているけれど、いったいいくらかけたのか。私たちの税金を使っているのに、地域の声を聞いたのか疑問です。結局、ずさんなつくりで改修するなんて、意味がわかりません」と憤りを滲ませた。

