「正解は、越後製菓!」は、いつから始まった? 年末年始“定番CM”のきっかけを聞いた

「正解は、越後製菓!」は、いつから始まった? 年末年始“定番CM”のきっかけを聞いた

 年末によく見かける越後製菓のCM。「正解は、越後製菓!」のフレーズとともに、侍がクイズの早押しボタンを押す姿が印象的ですが、この独特の演出はどこからやってきたのでしょうか。“冬の風物詩”ともいえるCM誕生のいきさつを、越後製菓に聞いてみました。

あのCMは、こうして生まれた

――CM誕生のきっかけを教えてください。

 越後製菓:1999年、越後製菓の認知獲得のために、高橋英樹さまを起用しCMのオンエアを始めました。侍が早押しボタンを押す演出は、翌2000年ごろに誕生したものです。英樹さんらしくインパクトの残る企画を作ろうということで、検討しました。

 高橋英樹さんは当時からクイズ番組などにも多く出演されており、解答席との相性がよく、侍が現代のクイズ番組の解答席にいるという設定がインパクトにつながると考えました。どんな商品でも、おいしさで正解を出すという企業の意志と、越後製菓を選んでおけば間違いはないという自信、そして、正解と製菓という韻を踏んだ音の構成から、「正解は、越後製菓!」という言葉になりました。

――「製菓」と「正解」! いままで考えたことがありませんでしたが、確かにきれいに音が重なっていますね。そういえば、高橋さんが演じているキャラクターは、“越後侍”というのだとか。越後侍誕生のいきさつについても聞かせてください。 

 越後製菓:高橋英樹さまといえば桃太郎侍(※)。英樹さまらしいキャラクターを設定するにあたり、「侍」が似合うのではないかとなり、越後製菓、さらには地元新潟(越後)と侍を結びつけた越後侍が誕生しました。

※筆者注:桃太郎侍は、作家・山手樹一郎の時代小説。複数回映像化され、こんにちよく知られるのは、高橋英樹が演じた日本テレビ版のドラマ(1976~1981年)

――それで侍×クイズだったんですね。ちなみに、クイズのなかでも早押し形式にした理由は何でしょうか。

 越後製菓:やはり、正解を出すことへの意志と商品のおいしさへの自信を強く表現したかったためです。併せて、映像としての見た目のインパクトも重視しました。

――確かに、早押し形式は他の形式に比べ、勢いが出る気がします。また、“越後侍”版のCMでは、早押しボタンが鏡もち型なのも気になります。

 越後製菓:ただの解答席では面白くないので、越後製菓らしいものにしたいと考えました。背中は越後製菓のロゴマークをあしらった電飾にし、ボタンを鏡もちにいたしました。ただのおもちではパッと見分かりにくいので、鏡もちにして分かりやすくいたしました。

――華やかな電飾にも理由があったのですね!

越後製菓のスタートは、もちでなく「そば」

――そういえば、現在はおもちやお菓子で知られる越後製菓ですが、もともとはそばの製造・販売からスタートしたと聞きます。現在の業態になったきっかけはありますか?

 越後製菓:そばの製造・販売から入ったのは、創業者が新潟県小千谷市の出身だったことがきっかけです。現地の特産品に「小千谷そば」があり、そばをゆでて販売する仕事を始めました。創業から5年後の1951年には乾麺の製造も開始しましたが、湿気の多い雪国は乾麺製造に不適と判断し、断念しました。その後、製麺業は継続しながら米菓やもちの製造に事業拡大していきました。

――いよいよおもちが!

 越後製菓:もちはカビや細菌といった「微生物」との戦いでしたが、試行錯誤を重ねて徐々に品質を安定させていきました。現在では、弊社個包装切りもち・丸もちは常温で2年間の賞味期間を有しています。事業展開する中で、無菌包装米飯(いわゆる「パックごはん」)の製造にも乗り出しました。他社にはない特徴的な製品を生み出すことで、お客さまよりご好評をいただいています。

 ちなみに麺(そば、うどん、ラーメン)の製造・販売は現在も継続しており、スーパーマーケットでの販売のほか、学校給食やラーメン店などでもお使いいただいています。

――現在に至るまでに、さまざまな試行錯誤があったのですね。最後に、今後の展望を教えてください。

 越後製菓:今後も更に「越後製菓」ブランドの認知度を高めるため、幅広いツールにて情報発信を邁進して行きたいと考えております。

 なお、越後製菓公式サイトでは、歴代のCMを見ることができます。また、「もちと豚肉の甘辛炒め」「おもちとエビのアヒージョ」など、もちを使ったさまざまなレシピも紹介されています。

取材協力:越後製菓

配信元: ねとらぼ

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