わが子は、こんな大人にさせたくない
自分の都合のいいように話をねじ曲げて、お義母さんに相談する夫。 元太は、自分の非を認めるのが怖いんだ。だから、いつも自分を正当化してくれる母親に頼るのでしょう。
「どうして私と直接話して解決しないで、お義母さんに頼ったの?」
「だってゆみこ、怒ってるとき怖いじゃん」
「怖い?」
「うん。俺、怒ってるゆみこを見ると、どうしていいかわからなくなるから」
私は、その言葉に、元太の幼さを感じずにはいられませんでした。彼は、自分の感情をコントロールできず、ましてや、誰かとの意見の衝突を解決する術を知らないんだ。このとき、私は彼の母親が甘々に彼を育ててきた結果が、今の彼の状態なのではいかと思わずにいられませんでした。
自分の行動が誰かを傷つけていることにすら気づけない。そして、自分が怒られたときは味方してくれそうな人の後ろに隠れる。まるで幼稚園児のようです。
私はわが子をこんな風に育てたくないと強く思いました。そして夫のこんな状況も放っておくわけにはいかないと強く危機感を持ったのです。
あとがき :夫婦の向き合い方と子育ての決意
このエピソードは、元太の行動の根源にある「甘え」と「自己防衛」を浮き彫りにしています。
この一連の出来事を通じて、ゆみこはわが子の子育てに対して危機感を覚えました。元太のように問題に向き合えない人に育ててはならないと考えるようになったのです。本来は一緒に子育てのビジョンを考えたい相手である夫に対して、こんな思いを持つのはつらいことですよね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

