命に関わる重症喘息「気管支喘息重積発作」が起こる仕組みと注意点を医師が解説

命に関わる重症喘息「気管支喘息重積発作」が起こる仕組みと注意点を医師が解説

山形 昂

監修医師:
山形 昂(医師)

京都大学医学部医学科卒業。田附興風会医学研究所北野病院 臨床研修。倉敷中央医療機構倉敷中央病院呼吸器内科、京都大学大学院医学研究科呼吸器内科などで経験を積む。現在はiPS細胞研究所(CiRA)で難治性呼吸器疾患の病態解明と再生医療に取り組んでいる。専門は呼吸器疾患。研究分野は難治性呼吸器疾患、iPS細胞、ゲノム編集、再生医療。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、日本内科学会認定内科医。

気管支喘息重積発作の概要

気管支喘息重積発作は、気管支喘息発作が少なくとも24時間以上持続し、通常の治療では改善がみられない重篤な状態をさします。

気管支をひろげる薬や炎症を抑える薬など、通常の喘息治療で使用する薬剤が効かず、生命を脅かす危険性が高く、迅速な治療を行う必要があります。

気道の狭窄が強く起こると、空気の通り道が狭くなるために、肺における酸素と二酸化炭素の交換が正常に行われなくなります。その結果、体内の酸素が不足し二酸化炭素が蓄積することで、多くの臓器の機能が低下します。

症状としては、気道の攣縮(けいれん)、気道壁の腫れ、粘り気の強い痰の生成などによって重度の気道閉塞を引き起こします。

気管支喘息重積発作の原因

気管支喘息重積発作は、通常の喘息発作が重症化した状態で、重症化の主な原因は気道感染症です。特にウイルスや細菌による感染が気道の炎症を悪化させ、発作を重症化させます。

さらに、ダニやハウスダスト、花粉といったアレルギーの原因となる物質への大量曝露も、気管支喘息重積発作のきっかけとなります。

また、喘息の治療薬を適切に使用していなかった場合や自己判断で治療を中断してしまった場合にも発作が重症化しやすくなります。

配信元: Medical DOC

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