気管支喘息重積発作の前兆や初期症状について
気管支喘息重積発作では、通常の喘息発作よりも重篤な症状が現れます。著しい呼吸困難が特徴で、座っていなければ呼吸が難しい状態(起座呼吸)が続きます。発作が進行すると会話や体を動かすことが困難になり、場合によっては意識障害があらわれることもあります。
また、通常の喘息では喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという音)が聞こえますが、重症化すると喘鳴が消失することがあります。これは気道が著しく狭くなったことが原因で、より危険な状態であることを示しています。
さらに呼吸の状態も変化します。具体的には、呼吸が浅く速くなったり、胸郭の動きが制限されたりします。加えて、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる状態)や頻脈(脈が速くなること)、発汗、不安感の増強なども認められます。
気管支喘息重積発作の検査・診断
気管支喘息重積発作は、発作の持続時間や強度などにより診断されます。重症度の評価と適切な治療方法を決めるために、バイタルサインの確認や呼吸機能の検査、および合併症の有無の確認も重要です。
身体状態・バイタルサインのチェック
呼吸数や脈拍、血圧などのバイタルサインをチェックします。また、胸部の聴診で喘鳴の程度や気道狭窄の状態を評価します。重症例では、意識レベルや全身状態の評価も重要です。
酸素飽和度(SpO₂)の測定や、可能であれば動脈血液ガス分析も行います。特に二酸化炭素の蓄積(PaCO₂の上昇)は重症化の重要な指標となります。
画像検査
胸部X線検査により、気胸(肺に穴が開く病気)や肺炎などの合併症の有無を確認します。また、心疾患による症状との鑑別も必要です。

