ダイエット中に避けたい飲み物4選
ダイエット中に避けたい飲み物は、糖質を多く含む物です。とくに、清涼飲料水に利用されることの多い「果糖ブドウ糖液」などの異性化糖(※)には、注意しましょう。
(※)異性化糖とは、ブドウ糖と果糖が混合した液体の糖。
なぜなら異性化糖は吸収が速いため、血糖値が急上昇するからです。
その結果、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが多く分泌されます。
インスリンは余分な糖を中性脂肪に変え、体に蓄える働きもあるため、過剰に分泌されると肥満の原因となるのです。
●ジュース
果物100%ジュースなど、一見健康によさそうなジュースも糖質を多く含むので注意しましょう。
また果汁100%であってもジュースの場合は、生の果物と比べて血糖値が上がりやすいです。
なぜなら果汁100%ジュースには、血糖値の上昇を抑える食物繊維がほとんど含まれていないからです。
ちなみに、野菜ジュースの中には糖質が少ない物もあります。
一方で果汁を多く含む野菜ジュースは、糖質も多くなりがちです。
さらに果汁入り飲料の場合、果汁以外に砂糖や異性化糖が加えられている物も多いです。
この場合も血糖値が上がりやすく、体重増加につながります。
●スポーツドリンク
スッキリとした味わいのスポーツドリンクにも、糖質が多く含まれます。
なぜならスポーツドリンクには、運動によって消費されるエネルギーやミネラルを補う目的があるからです。
したがって日常生活の水分補給にスポーツドリンクを利用すると、カロリーの過剰摂取となるでしょう。
一方で、最近ではカロリーゼロのスポーツドリンクも販売されています。
カロリーゼロならダイエット中でも大丈夫と思われがちですが、実は注意が必要です。
なぜならカロリーゼロにするために、人工甘味料が使われているからです。
人工甘味料を頻繁に摂取すると、体重増加やメタボリックシンドローム、糖尿病のリスクが高くなると考えられています。
これはスポーツドリンクだけでなく、カロリーゼロのジュースでも同様です。
●調製豆乳
調製豆乳や豆乳飲料は砂糖が加えられているため、ダイエットには不向きです。
一方で豆乳の栄養はダイエットに役立ちますから、活用する場合には無調整豆乳が適しています。
なお、豆乳に期待されるダイエット効果は下記の通りです。
・サポニン:血液中の余分な脂質を排出しやすくする
・レシチン:肝臓から中性脂肪を運び出す
・オリゴ糖:腸内環境を整える
●アルコール
アルコールは消化酵素の分泌を促進したり、胃の働きを活発にしたりと、食欲を増加させます。
ゆえにつまみなどの食べすぎによる、カロリーの過剰摂取につながるでしょう。
アルコールそのものも、1gあたり7kcal(※)と高カロリーです。
(※)糖質は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcal
ゆえに甘くないお酒にもカロリーは含まれますので、ダイエット中は控えることをオススメします。
コンビニで買うときのポイント
コンビニで買うときも、先ほど紹介したように糖質を多く含む飲み物は避けるとよいでしょう。コンビニで販売されている飲み物の多くは、原材料や栄養成分表示が記載されています。
それらを確認し、極力砂糖や果糖ブドウ糖液、人工甘味料の含まれていない物、カロリーの低い物を選びましょう。
またコンビニは気軽に飲み物が買える一方で、魅力的な商品も多いです。
水を買いに行ったつもりが「甘い飲み物やスイーツまで買ってしまった」とならないように注意しましょう。
●どんどん痩せる飲み物はあるのか
残念ながら「飲めばどんどん痩せる」魔法のような飲み物は存在しません。
体重を減らすには、摂取カロリーよりも消費カロリーを増やす必要があります。
したがって飲み物だけでなく食事全体のカロリーを控え、運動などによって活動量を増やすことが、ダイエット成功への近道です。
この機会にぜひ、食事や運動も見直してみましょう。

