
2025年11月13日(木)からPrime Videoで独占配信が開始された韓国ドラマ『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』。今の時代ならではの恋とテクノロジーが交錯する青春ラブコメディです。

主演を務めるのは韓国の男性アイドルグループ「WEi」のキム・ヨハン。若手俳優としても今大注目の人物です。ヒロインには、初のロマンティックコメディに挑戦するファン・ボルムビョル。そして監督は、『TOP MANAGEMENT』、『こうなった以上、青瓦台に行く』などで知られるユン・ソンホ監督が努めます。
12月4日(木)に迎えた最終話配信を記念して主演のキム・ヨハンさん、ヒロイン役のファン・ボルムビョルさん、そしてユン・ソンホ監督にお話をお聞きしました。
前編となる今回は、キム・ヨハンさんとファン・ボルムビョルさんのインタビューをお届けします。
青春と恋の“バグだらけ”の物語
恋愛経験ゼロの超理系女子ク・ヨンサン(ファン・ボルムビョル)と、すれ違うだけで誰もが振り返るモデル科の超人気インフルエンサー カン・ミンハク(キム・ヨハン)。ふたりの“バグ”だらけの恋愛を描いたトキメキ満載の青春ラブコメディです。
2025年11月13日(木) よりPrime Videoにて日本独占配信中。全16話。

「特別でないキャラクターが一人もいない」キム・ヨハンさん、ファン・ボルムビョルさんインタビュー

——『第4次恋愛革命』はどんなドラマですか?ご自身が演じたキャラクターについても簡単にご紹介をお願いします。
キム・ヨハン:『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』は、設定が面白いです。モデル科と工学科が統合するというムチャクチャなことが起きてしまうキャンパスが舞台となります。物語では多種多様な若者が登場して、それぞれの関係性や恋愛模様が描かれる魅力的な作品です。
カン・ミンハクは、恋愛番組への出演を機にインフルエンサーになった優しくて根が真面目な人物です。一方で、頭の中もピュアで単純なので環境保護をモットーにしているのですが、知識不足で大事な観点が抜けていたりしますし、ド天然な行動をとる一方でヨンサンや周囲の人たちの固定概念を壊す力も持っています。そんなギャップのある魅力に溢れた人物です。
ファン・ボルムビョル:突発的な大学の学科統合により、工学科とモデル科が同じ学部になることで巻き起こる大胆で奔放な青春ロマンスを描いたドラマです。
名前の通り「ヨンサン」は世の中のあらゆる問題を公式(ロジック)で解きたい人物です。感情より論理を優先し、世界も数式のように整理できると信じています。そんなヨンサンが「ミンハク」と出会うことで、初めて計算不可能な感情という変数を経験することになります。
——本作に出演を決めた理由をお聞かせください!
キム・ヨハン:ストーリーが斬新でした。よくあるロマンチックコメディーの台本とはひと味違う感じがして面白かったですね。そして何より監督と会って話をしてみて、面白くなると確信しました。それが一番の決め手になったと思います。
キャラクターの面では、楽しく演技ができそうな役だと思いました。モデル科と工学科が合体するような物語なんて普通に考えたらあり得ないじゃないですか。それを現実化したうえに、登場人物に多様性がある。論理派で完璧主義のヨンサンとその正反対のタイプのミンハクが恋に落ちますし、多様な背景や恋愛観を持つ人々の物語も盛り込まれている。 こんなロマンチックコメディは初めて見ました。
ファン・ボルムビョル:ユン・ソンホ監督の予測不可能なコメディセンスが私の好みにぴったりでした。だから最初から最後まで台本を読むのが楽しくて面白く、そして魅力的に描かれたヨンサンをぜひ演じきってみたいと思いました。
——本作の脚本を読んだときの感想を教えていただけますか?


キム・ヨハン:最初は“キャラクターが面白いな”、“演じたらうまくできそう”と思いました。ひとまず監督の話を聞きたかったので、お会いして話してみて確信を持てたので最終的にやろうと決めました。
ファン・ボルムビョル:最初の感情は「新鮮だ」でした。ヨンサンという人物に惹かれました。勉強は完璧だが恋愛には不器用な人物が、自分とは正反対のミンハクと出会い衝突し、やがて互いに惹かれていく過程が興味深かったです。また、周囲の登場人物たちも皆個性が際立っていて、異なる形で青春の葛藤や成長を描いている点が魅力的でした。
——ご自身が思う本作の注目ポイントは?
キム・ヨハン:多様な登場人物の関係性に注目して頂きたいです。ミンハクとヨンサンの関係性もその1つです。完璧で論理的なヨンサンのアルゴリズムに欠陥があるとしたら、それは恋愛感情だと思います。ミンハクは、とても自然にそこに入り込んでいくのでヨンサンの心は揺さぶられるんです。そうやって影響を及ぼし合うヨンサンとミンハクの関係を見ていただければと思います。
それから、ミンハクと腹違いの兄のジェハクの関係もコメディー的要素があって面白いです。ジェハクはミンハクを利用して儲けようとしますが、実はそれにミンハクも気付いているのでコミカルな中にある緊張感にも注目して頂きたいです。
ファン・ボルムビョル:「特別でないキャラクターが一人もいない」という点です。それぞれの個性がはっきりしているので、誰を追いかけても物語が興味深いです。
——おふたりは2度目の共演ですよね。感想や印象的なエピソードがあれば教えてください。
キム・ヨハン:とりあえず、また会えてうれしかったです。前の共演作は、2020~2021年に撮影したんです。4年ほど経って再会したので感慨深かったです。前作で彼女が演じたソヨン役のイメージが強くてヨンサンを演じる姿が想像つきませんでしたが、撮影前に合わせてみたらヨンサンにピッタリだったんです。なので現場でスムーズに進められた気がします。また、よく笑う明るい人だと今回の撮影で知りました。彼女は笑い上戸なんです。体を使うようなコミカルなシーンでは少しオーバーに演じて、大笑いしたことがたくさんあります。
ファン・ボルムビョル:ヨハンさんとは『学校2021』で少しだけご一緒しました。今回再会できて嬉しく、お互いの成長を感じて胸が熱くなりました。ヨハンさんは現場でいつも雰囲気を明るくしてくれる方です。一緒にいるシーンでは笑いをこらえるのに苦労しましが、そのおかげで撮影現場はいつも和やかでした。本当にありがたい共演者です。

