夜中に突然苦しそうな咳が出たら注意! 「急性声門下喉頭炎」の特徴を医師が解説

夜中に突然苦しそうな咳が出たら注意! 「急性声門下喉頭炎」の特徴を医師が解説

急性声門下喉頭炎の治療

急性声門下喉頭炎の治療の中心となるのは、炎症を抑えるステロイド薬の投与と、アドレナリン吸入です。適切な治療で多くの場合、数日程度で症状は改善していきます。

ステロイド治療

主な治療は、炎症を抑えるステロイド薬(デキサメタゾンなど)を内服または注射や点滴で投与します。また医療機関によっては吸入ステロイドが用いられることもあります。

アドレナリン吸入

アドレナリンの吸入治療は、軽症から中等症の患者に用いられ、気道の腫れを急速に改善する即効性の高い治療法です。喉の腫れを短時間で軽減し、呼吸を楽にする効果が期待できます。効果は一時的なため、アドレナリンの効果が切れる帰宅後の経過には注意が必要です。

急性声門下喉頭炎になりやすい人・予防の方法

急性声門下喉頭炎は、生後6ヶ月から3歳までの乳幼児に多く発症します。性別にかかわらず発症しますが、男児にやや多く見られるのが特徴です。また、秋から冬にかけては、ウイルスへの感染が増えるため、急性声門下喉頭炎を発症しやすくなります。

予防には、基本的な感染対策が重要です。子どもに手洗いやうがいを習慣化してもらい、十分な睡眠、バランスの良い食事を取らせることで、免疫力を維持します。また、室内環境の整備も大切です。適度な温度と湿度を保つようにしましょう。


関連する病気

急性喉頭蓋炎

ジフテリア気管支喘息咽頭炎扁桃炎副鼻腔炎アレルギー性鼻炎百日咳

心因性咳嗽

アナフィラキシーショック

参考文献

J-Stage「小児における急性門下喉頭炎」

National Library of Medicine「Acute subglottic laryngitis. Etiology, epidemiology, pathogenesis and clinical picture」

日本小児呼吸器学会「小児の咳嗽診療ガイドライン2020」

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。