1歳の娘と生後2カ月の息子を連れ、大型連休に新幹線で帰省したときのことです。満席の車内で思いがけない言葉をかけられ戸惑いました。子連れ移動で直面した納得のいかない出来事と、冷静に対応することの大切さを振り返ります。


万全の準備で挑んだ、母子3人の新幹線移動
夫とは日程が合わず後日合流することになり、まずは私と子どもたちだけで出発しました。事前に指定席を予約し、大きな荷物はあらかじめ送っておくなど準備を徹底。当日は最小限の持ち物で挑んだものの、それでもベビーカーや授乳セット、娘のおもちゃなどで、どうしても荷物はかさばります。
幸い、始発駅からの乗車だったためスムーズに席に着くことができ、息子はぐっすり、娘もごきげん。滑り出しは非常に順調で、胸をなでおろしていました。
通路に出た瞬間、耳を疑う言葉が…
片道約2時間半の道のり。出発時点では空席があったものの、次の停車駅でほぼ満席になりました。その後は指定席車両にも立席の乗客が増えていき、目的地が近づくころには通路まで人で埋め尽くされている状況に。
降車駅の1つ手前を過ぎたあたりで、降りる準備を始めた私。荷物をまとめ、息子を抱っこひもへ入れ、娘と手をつないで混雑する通路へと出ました。
そして、車両端の座席からデッキへ向かおうとしたそのときです。デッキ付近から車内をのぞき込んでいた二人組の乗客から、「チッ、今さら立つのかよ」という言葉が聞こえてきました。
幼い子どもたちを連れている手前、変に絡まれてトラブルになるわけにはいきません。私は聞こえないふりをして、そのまま出口へと急ぎました。頭の中では投げかけられた理不尽な言葉がぐるぐると回っていましたが、「今は冷静に行動するしかない」と自分に言い聞かせました。

