●多くの検察官は多忙で「独身偽装」してまで遊ぶ余裕はない
──「独身偽装」してまで遊ぶ検察官はいましたか。
少なくとも、私が検事として勤務していた間(2017年〜2021年)、そうした人を見たことはありません。
私の周囲にいた既婚の検察官は、仕事中も結婚指輪をつけ、子どもの送り迎えをしながら働き、休日は家族と過ごすような方ばかりでした。
一方で、業務量は多く、精神的な負荷も大きい仕事です。ですから、今回の報道に接しても、正直なところ「独身を偽ってまで遊ぶ余裕がある人は、少ないのではないか」というのが実感です。
●「独身」と偽りやすい環境ではある
──本当にそういう人ばかりでしょうか。
検察官は2年〜3年に1度のペースで異動があり、全国転勤が前提となるため、家族が毎回一緒に転居できないケースも少なくありません。その結果、単身赴任先では、外から見ると独身に見えることもあります。
こうした事情から、「独身偽装がしやすい環境」にある検察官が存在する可能性は否定できません。
ただし、それは制度上の問題であって、「遊ぶために独身を装っている」という話とはまったく別です。

