●「妻の気持ちを聞いてみる」ことが大事
──義実家や夫による強引な帰省を避けるためには、夫婦間でどのような合意形成が望ましいでしょうか。
帰省の問題は、「どちらが正しいか」を争うものではなく、「お互いが無理をしない形」を探ることが重要です。
まずは「どちらでも良い」という自由な選択肢を前提にした問いかけをしてみましょう。そして、自分の考えを押し付けるのではなく、妻の考えを受け止め、きちんと聞く姿勢を持つことが大切です。
こうした対等な関係性や「聞く姿勢」がなければ、妻は自分の気持ちを自由に口にすることすら難しくなってしまいます。「帰省は義務ではなく、夫婦で話し合って決めるものだ」という共通認識を持つことが重要です。
また、義父母への対応についても、妻に丸投げするのではなく、夫本人が主体的に対応する姿勢が求められます。妻に直接的な圧がかからないように配慮することも欠かせません。
難しく考えすぎず、まずは妻の気持ちや意見を聞くところから始めてみてください。そのうえで「なぜ自分が実家に帰りたいのか」を丁寧に伝えることが、円満な話し合いにつながるはずです。
【取材協力弁護士】
原口 未緒(はらぐち・みお)弁護士
東京弁護士会所属。心理カウンセリング・アカシックリーディングも併用しながら、こじらせない円満離婚の実現を目指します。著書『こじらせない離婚―「この結婚もうムリと思ったら読む本」(ダイヤモンド社)
事務所名:弁護士法人法律事務所DUON
事務所URL:https://www.ibaraki-law.net/

