こういう家は狙われる。あなたの実家は大丈夫? 今すぐやるべき4つの「空き巣・強盗対策」を専門家に聞いた

②家の敷地に入らせない――自転車バリケードで経路をブロック、照明で敷地内を明るく

2つめのステップは「家の敷地に入らせない」ための対策。物理的・視覚的に、敷地内への侵入経路をブロックしましょう。再び家の外へ出て、今度は敷地の外からチェックしてみましょう。

お隣りの家との間に、狭い通路があったら、まずはここから着手しましょう。侵入犯が入っていきやすい経路だからです。

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たとえば、水道メーターを見に来た業者や宅配業者のふりをしながら、誰もいない隙にすっと奥まで入っていけてしまう。そうさせないために、柵や仕切り戸を設置することで、進入禁止状態を作るのがおすすめです。

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画像提供:旭化成ホームズ ヘーベルハウス

柵や仕切り戸がなければ、自転車をバリケード代わりに置くことも効果的。重要なのは、「ここから先に行ったら不自然だな」と思わせる状況を作ることです。

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自転車でバリケードがあるだけでも、心理的に侵入しにくさが上がる

敷地内をよく見えるようにして、侵入犯が隠れる場所をなくすことも大切です。もし、敷地に雑草が生い茂っている場合は、草刈りをして、侵入リスクを減らしましょう。

しかし、きれいに草を刈り、植栽も剪定して、敷地内の見通しがクリアになったとしても、夜になると真っ暗になるようでは、対策としては不十分かも。夜間の侵入犯を目立たせるには、やはり照明の設置が効果大。

ここで注意したいのが、照明で明るくすべき場所。よくある威嚇目的の人感センサーつきのフラッシュライトは、侵入犯が隠れにくいようにという目的からは不適切なのです。

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画像提供:旭化成ホームズ ヘーベルハウス

威嚇目的のフラッシュライトは、家から外側に向けて設置しがち。すると、敷地外から見ると逆光になり、敷地に侵入した犯人の姿は見えなくなってしまいます。

照明は、敷地の奥を照らすように設置しましょう。近隣や通行人から、家の中へと近づく侵入犯がよく見えることが重要です。

【チェックリスト】
□侵入経路を開けたまま放置していないか[奥に行かせない]
□敷地内の見通しはクリアか[みまもりを生かす]
□照明は敷地の奥を照らす方向に設置[侵入犯が見えるように]

③家の中に入らせない――戸締まりを習慣化して、開口部を強化する

3ステップめでやることは、開口部を徹底的に強化し、侵入するのに時間がかかる状況をつくること。

まず、窓の外にはシャッターです。ステップ1の狙われないための対策でも少し触れましたが、改めて、留守中や夜間はシャッターを閉めることを習慣化しましょう。

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シャッターを開閉する手間が面倒なら、電動化の検討もアリ。既存のをシャッターを外して、電動式に替えることが可能

次に窓自体の防犯性能もアップしておきたいですね。防犯のためには、割れてもガラスが落ちず、穴が広がりにくい防犯ガラスがおすすめです。

ただし、防火規制の影響で、防犯ガラスを設置できない場合もあります。防犯ガラスに代えられないなら、今ある窓ガラスに防犯フィルムを張るだけでも効果はあります。ただし、フィルムは膨張率の違いにより熱割れすることがあるので、専門店に依頼してください。

後付けできる二重サッシ(防犯ガラス)を設置することでも、防犯対策を強化することができます。シンプルに鍵が2カ所になり、侵入犯にとっての障害が増えるメリットも。

なお、勘違いしている人も多いのですが、網入りの窓は防犯にはまったく役立ちません。火の熱でガラスが割れるとき、落ちてこないための防火ガラスであって、窓としての強度は通常のガラスとほぼ変わらないことに注意してください。

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網が入った窓。たしかに「防火」と書かれている(ライター宅)

窓そのものの防犯性を上げるためにほかに有効な対策として、「サブロック」があります。

窓が防犯ガラスになっている場合、窓からの侵入者は、鍵付近に小さな穴を開け、そこから指や棒状のものを差し入れて鍵のレバーを動かすことで、窓を開けることが多いです。ですが、「サブロック」をかけているとレバーを動かすことができなくなり、鍵を壊すのにより時間がかかるのです。

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ロックの手前の凸部がサブロック。写真はサブロックがかかっていない状態

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サブロックが下にスライドし、鍵が二重にかかっている状態

また、高さのあるサッシには、下部に「サブロック」がついています。鍵を閉めるだけではなくサブロックすることで、やはり時間稼ぎになるのです。

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高さのあるサッシには、下部にサブロックがついていることも。サブロックがかかっていない状態

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サブロックがかかっている状態

また、「サブロック」がついていない場合は、後付けすることも可能です。

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後付けできるサブロック。簡単に取り付けられ、ワンタッチでロックできる「突起タイプ」の補助錠

補助錠としては、突っ張り棒のような原理で窓の溝に差し込むタイプのものもありますが、力いっぱい窓を開けようとすると、開いてしまうことがあります。

また、窓と同様に、玄関や勝手口も「ダブルロック」を習慣化しましょう。2ヶ所カギをかけることで、侵入犯が開ける時間が2倍になり、侵入を試みる時間がどんどん長引く=諦める可能性が高くなる、からです。

ただし、ダブルロックをしていても、合鍵をつくられてしまうと意味がありません。警察庁の発表[*1]によると、集合住宅への侵入手段としては合鍵が20%あります。合鍵を作られて侵入されるケースは意外に多いのです。

実は、鍵ナンバーを把握されると、誰でも簡単に合鍵が作れてしまいます。鍵の番号は絶対に他人に見られないように気を付けてください。

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画像提供:旭化成ホームズ ヘーベルハウス

【チェックリスト】
□留守中や夜間のシャッターやダブルロックは習慣になっているか[侵入をブロック]
□窓を防犯ガラスか二重サッシで強化できるか[窓からの侵入を困難に]
□窓のサブロックを使っているか・なければ補助錠を検討[窓からの侵入を困難に]
□鍵の番号を秘密にできているか[合鍵対策]

配信元: マイナビ子育て

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