捨てなくてもOK! 「整える力」でスッキリ片付いた部屋に
片づけるために「まずは捨てないと...!」と思ってそのまま前に進めないことってありませんか? でも「捨てる」にこだわらなければ、逆に片づいた部屋を手に入れやすくなることも。今回は整理収納アドバイザーの中山さんに捨てずにスッキリ暮らすための片付け術を教わりました。実際に読者のおうちのキッチンでの実践をご覧ください!
読者:原さんのご自宅を訪問
3DKのマンションで夫婦二人暮らしの原 真由美さん(59歳)。細かなモノの整理や、スペースの有効な活用方法を見つけるのが苦手。
キッチンの「捨てない」片付けアイデア
「収納を効率的に使えていないことが、ごちゃつきの原因です。食器・食材・調理器具・ストック類などをグループ分けして整とんし、日々の暮らしや年齢に合わせて、使いやすい場所に配置しましょう」
<困りごと>
・モノが多く、ごちゃついている。
・狭くて収納スペースが少ない。
・食器棚がなく、食器類を複数箇所に分けて収納しているため使いづらい。
<片付け術>
・種類や使用頻度で分けて収納することでスペースを見直す。
・動線や年齢に合わせ、使いやすい場所に収納する。
Before 本当に 狭い"だけ?スペースの無駄遣いが多い

After

A:食器はまとめて戸棚に収納
吊り棚やガス台の収納に分散していた食器類は、まとめて戸棚へ収納場所を変更し、毎日の家事をスムーズに。戸棚に入っていたCDやストックなどは、別の場所へ移動します。
Before ガス台下、吊り棚


戸棚


After


上下3段ある戸棚は、使用頻度が高い食器を出し入れしやすい上段へ、低いものは下段に収納。薬やタオル類は、ボックスにまとめて省スペースに。
B:毎日使うものはあえて出す

毎日使うものなら、あえて出しておけば使うときも便利です。お玉や菜箸などの調理器具、毎朝飲むコーヒーを入れる器具などは、それぞれボックスにまとめて出窓のコーナーへ。
C:引き出しや棚の中はボックスで仕切る
食器の移動でできたスペースは、ボックスで仕切って収納力をアップ。ガス台下には、

ゴマや茶葉、健康食品など日常使いの食品と、

キッチン周りの掃除に使う道具を。
吊り棚には乾物や粉類などを持ち手付きボックスで使い勝手よく。ストック類もボックスに入れて。D:カトラリーはよく使うものだけ入れる
Before

After

仕切りがあっても容量に対しモノが多いと使いづらい原因に。常に使うものだけを入れて、使用頻度が低いものは、まとめて吊り棚の上へ収納。スペースができた分、紙タオルもここに収納し衛生的に。
E:ファイルボックスで分別ごみ箱を作る

ファイルボックスにビニール袋を入れれば、ごみ箱になります。必要な分別ができ、ベランダまで捨てに行っていた手間も省けて快適に。平台車に乗せれば移動もしやすくなります。
この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年12月号に掲載の情報です。
構成・取材・文/岸上佳緒里 撮影/齋藤ジン
<教えてくれた人>
整理収納アドバイザー
中山真由美(なかやま・まゆみ)さん
個人・企業への整理収納サービスを行うRitta Stanza代表。"捨て下手""しまい下手"を克服した経験から、片付けが苦手な人に寄り添ったサービスを提供するほか、後進の育成にも精力的。メディア出演、著書多数。

