3つの基本で攻略!
「この釣りはエサ付け、タナ取り、合わせの3つが基本で、これさえしっかりできていれば、まずだれにでも釣れます。誘いなんかはその次の次くらいですよ(笑)」と船長。
①正しいエサ付け
まずはエサ付けから。冷凍エビの尾羽根をハサミで切り、孫バリを腹側の頭付近に刺す。
次に尾羽根の切り口から親バリを刺し入れ、胴体の3節目辺りでハリ先を腹側に出す。
あまり深くハリを通すとエビが曲がったままの姿勢になり、海中で回ってしまうのでNG。
エビは真っすぐになるよう装餌するのが肝心で、孫バリ、親バリともに腹側にハリ先を出すのが長福丸流だ。
「よく孫バリは頭が取れないようにって頭の殻に刺す人がいるでしょ?でもタイはエビの頭がなくたって食ってきますよ」と船長。
それよりも殻にハリを刺していると、頭が取れたときに孫バリに殻だけ付いてブラブラしてる状態となり、エサの動きがおかしくなって食わないのだという。
②タナ取り
続いてタナだが、長福丸ではまず底ダチを取ってから50cmから1m巻いてタナを取ることを推奨している。
激しい根周りのときは海面からのタナで指示が出ることもあるが、ほとんどの場合は底を取ってからが基本。
「海面からだと確かに根掛かりはしなくなるんですけど、人によって糸の太さやテンヤの号数や形が違って、同じ30m糸を出したとしてもテンヤの位置は相当変わっていると思うんですよね。それと釣れないとどうしても『どのタナ釣ってるんだろう』って疑心暗鬼になるでしょう。なので確実に一度底ダチを取るように指示してます」と船長。
③合わせ
そして3つ目は合わせ。
アタリの出方は手にコツコツときたり糸がツツッと走ったり、食い上げたりと様ざまだが、基本はアタリがあったらビシッ!と即合わせ。
エサ取りが多いとまたベラかといい加減に合わせる人がいるが、どんなアタリでもマダイだと信じてしっかり合わせることが重要だと船長。
「合わせ損なっても、あーダメだったってすぐ巻いちゃわないように。それはもったいないです。エサが残っていればまた食ってくる可能性は高いですから、ハリ掛かりしなかったときでも一度はそのままフォールさせて待ってみてください」
船長が言うところの「次の次」の誘いだが、竿を目一杯持ち上げてフリーフォールさせるリフト&フォールが基本。
底が取りづらくなったら一度回収して入れ直すのも重要だという。
少しでも底が分からないと思ったらどんどんやり直すことがアタリを出す鍵だ。
マダイが掛かったら竿を立てて一定のペースで巻き続けること。
ドラグが出るような場合は手を止め、魚が止まったら常にテンションをかけ続けて巻き上げる。
小型は抜き上げが基本だが、1kgを超えてきたら必ずタモ入れしてもらおう。


冷凍エサでも孫バリは腹側に出すのを船長は推奨
1kg前後のマダイが安定 水深よりも軽めのテンヤが吉
いったいどのくらいのマダイがいるのだろう?と思わせるほど、秋口から絶好調が続く大原沖の一つテンヤマダイ釣り。
さすがに冬場に入り釣果は落ちたというものの、今だトップでツ抜けは当たり前というのだから驚きで、今回は外房大原港の長福丸にお世話になった。
朝イチの釣り場は40分ほど走った大原沖。
パラシュートアンカーが打たれ船が安定すると、「いいですよー。水深は30m。着底させてからタナを取ってください。根掛かりありますから注意して」のアナウンスが出る。
大原沖では基本的に根周りというか根の上での釣りになる。
それを証明するかのようにまずはカサゴが連続して上がったがその後のアタリは遠かった。
水深は刻々と変化し、その都度船長から「32m、33m」といった具合にアナウンスが出る。
そして30分ほどしてこの日初めてのマダイが右舷のトモ寄りで上がると、それを皮切りにポツリポツリとアタリ出す。
型は400~500g級と小型が中心だが、いい場所に入るとダブルヒットなどもあった。
何度かこの付近を流し変え、順調にマダイが上がっていく。
当日の紅一点、左舷トモ2番の半田さんは1kg弱級を頭に早くも4枚と数を稼ぐも、船長としてはまだ食いっぷりに納得がいかないようだ。
「潮が流れないんでちょっと沖目に行ってみましょう」と移動を告げる。

ダブルで釣れた

