東京から新幹線で2時間半。歴史ある街並みや建築、地域ならではの食、新旧の文化が混じり合うアート。旅の醍醐味をぎゅっと凝縮して楽しめるコンパクトさもほどよく、人気の旅行先としてたびたび名前が挙がる金沢は、ゆったりした旅を楽しめる大人の観光にぴったりな街です。そんな金沢旅の魅力をさらに格上げしてくれるホテル、「ハイアット セントリック 金沢」がすごかったんです!
まるで美術館! ホテル×アートのハイブリットな館内がすごい!
街全体でアートを楽しめる金沢という土地を象徴する「ハイアット セントリック 金沢」。空間にくつろぎながら金沢の歴史と文化を堪能できる、まるで美術館のようなハイブリットなホテルなんです。地元金沢にゆかりのあるアーティストを中心に、館内には100を超える伝統工芸やくらしの道具が飾られ、なかには実際に触れて楽しむことができるアート作品も。旅の疲れを癒やしながら、気がついたら自然と金沢の歴史や知識を吸収してしまっていた、なんて理想的な体験が、旅の充実度を引き上げてくれます。
エントランスでまず目に飛び込んでくるのは、金箔の松。金沢の街で実際に使われていた鉄の道具を集めて形作り、贅沢に金箔をあしらっているのだとか。加賀を治めた前田家にちなんだ群青色と、地元を代表する金箔。まさに金沢という土地そのものを映し出した作品。
奥へ進むと、旅の疲れを取り払ってくれるような静寂に包まれるエレベーターホール。
衣桁にかかっている着物には、近くで見ると金沢の古地図が下刷りされているんです。こうして間近で楽しめる作品が館内の随所に配置。
チェックインロビー。奥になにやら黄金に煌めく金箔が……?
箔デザイナー高岡愛氏による大判の金箔アート。空間に自然と溶け込んでいるけれど、近づくほどにその迫力に圧巻。引きで空間全体を楽しむのも至福、間近で細部に宿るこだわりを実感するのもまた至福!
2階イベントスペースのロビーを歩いていると、突如出現したのは書家・雲海筆也氏によるこれまた大きな書作品。「百万石金沢」と描かれています。ホテルを散策していると休む暇もなくアートが現れ、館内を巡るのが楽しくて楽しくて。気分はまるでリッチな美術館。
お部屋のルームサインは九谷焼。エレベーターホールからお部屋に向かうまで、すべて異なるデザインになるように配置されているそう。彩り豊かな作品の中からお気に入りを探してみるのもいいですね。
最上階「ルーフテラス バー」にもなにやら巨大なオブジェ。中村卓夫氏による陶器作品です。祖父・中村梅山氏の作品も館内のどこかに。こちらは訪れた際のお楽しみ。
気になる客室は? 極上のホスピタリティに癒やされて
旅の疲れを癒やしてくれるのは、やはり充実のホスピタリティ。客室もレストランも、街の喧騒から一呼吸置いた心地よさ。もちろん、お部屋に散りばめられたアートからも金沢の魅力を存分に堪能できてしまいます。
キングルームの室内はこちら。ベッド上には、金沢の路傍のひび割れやマンホールをかたどって和紙に写したアートワーク。
バスルーム&メイクルームも広くて快適。ホテルって最高!
ウェルカムスイーツとしてお部屋に置かれていたプレミアムブルーベリー。能登のファームから仕入れているそう。
伝わるでしょうか、このビッグなサイズ感……! ジューシーで本当に美味しかった!
ホテルで1番の広さを誇る、ラグジュアリーなスイートルーム。
このお部屋のためだけに用意されたインテリアやアートが満ちる唯一無二の空間です。
お風呂に浸かりながら、アート作品と日本海を望むオーシャンビュー。なんという贅沢!
レストラン「FIVE – Grill & Lounge」にて。壁にもぎっしりと展示された作品たち。
金沢の食材を堪能できるディナーも最高です!
パーク ハイアット 東京「ニューヨーク グリル」のレシピをもとに地元食材を使って再現している シーザーサラダ。

