条件がいい人を選ぶと、人柄の部分が欠ける
美香子さんが選んでいる人は、公務員、税理士、年収800万円の大手企業勤務と、いわゆる“条件が良い人”ばかりです。実は美香子さんには年収400万円台くらいの男性からの申し込みも多いのですが、そうした男性は全て断っていました。
結婚相談所のプロフィールで人柄や性格が見えるわけじゃないから仕方がないのですが、年収が高い人や安定していそうな勤務先の人など、条件で選んでいる印象でした。ここで筆者は、そうした男性の“注意点”を伝えることにしました。「安定している仕事をして年収が高い大卒の男性って、本来は人気なんですよ。婚活しても、人気がある若い女性やモテる女性と会っていたりするんです。自分に申し込んできた男性の中で条件がいい人だけを選べば、『条件がいいのに婚活で苦戦中の、癖が強い人』を引き当てる確率が高くなるんですよ。
婚活というのは、付き合える相手の“魅力総合点”って、結局自分と同じぐらいなんです。相手選びで年収が一番大事なら年収だけで選んでいいけれど、そうするとだいたい人柄の部分で何かが欠落している人になりますよ」
“条件がいいけど性格に難あり”の相手が続くなら
こう伝えると美香子さんは納得してくれた様子で、「高望みしすぎていたと思います。向こうの方が仕事が忙しいと遠慮もしちゃうし、もっと対等な関係を築ける人を選んでみます」と話してくれました。美香子さんのように、“条件がいいけれど性格に難あり”の男性とばかりデートして、消耗している女性は多いです。そうした場合は一度、相手選びの基準を見直してみてはいかがでしょうか。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

