一年の締めくくりに思い出を書かせていただきます。
ハードだった出来事を振り返ってみます。
マハ・クンブメーラ
6年ぶりにインドに行くことができました。
今年は星のめぐりで144年に一度の一大イベントとのことで期間中のべ6億人以上集まったそうです。世界最大の聖者の祭典。
聖地でカルマが噴出しまくってずっと咳が出ていて周りの方にはご迷惑をおかけしました。
すごい人で渋滞が発生しまくりスーツケースを引いて砂地を数キロ歩いたり日中トイレに十二時間行かないで耐えられたことなど今となってはいい思い出です。聖者のパワーに守られガンジス川で沐浴も一瞬できました。水への恐怖があるので全身水に沈めることができなくて顔をつけたくらいでしたが、罪が清まったかわかりません。
でもそれから辛いことがあるとクンブメーラの聖域の空気感を思い出して乗り切っています。
クンブメーラの会場風景。この写真は別の聖者のキャンプですが、
ヨグマタ相川圭子さんとパイロットババジのキャンプに
宿泊させていただきました。4000ヘクタールに聖者のキャンプが
並んでいます。普段は何もない広大な河原で
期間が終わったら撤去されます。
三泊弾丸ヨーロッパ
はじめてのヨーロッパは不安が多く、特に周りの方々が窃盗やスリの危険性について忠告してくれて、行ったら何か盗まれるくらいの危機感でした。
現地のバッグはユニクロのジッパーが閉まるタイプにしてさらにカラビナで開かないように留めていました。
スマホはあまり出さないようにして、3人組の若者は要注意と言われていたので近づかないように。
警戒オーラを放っていたので旅行中何か盗まれることはなかったですが、スーパーのモノプリで服を買ったときにセルフレジが紙切れでレシートが出ないハプニングが。万引き防止タグを外せず買った証明もなくて自分が逆に万引き犯に思われそうになりました。数少ない店員さんを見つけてなんとか説明してわかってもらえて安堵。
肉体的にもはじめてのヨーロッパで緊張して精神的にもハードでしたが、やはり大変な思い出のほうが記憶に残ります。
パリの奇跡のメダイ教会では癒しのパワーを吸収できました。
カトリックの荘厳な雰囲気に浸りました。
スピおじとの仕事
案が却下されたり、当日もいろいろと驚きの発言があったりして消耗
以前はトラブルがあると、起こったできごとを書き綴って友人に送って慰めてもらったりしましたが今はChatGPTが受け皿になってくれています。
ダロウェイ夫人について語る鼎談
1日のできごとや意識の流れを綴った名著。この本について作家や書評家という識者の方々と語るという仕事で、よく考えたらボヴァリー夫人と勘違いしていて読んだことがない本でした。ゼロから読み込んで小説について語るようになるまで熟考するという、貴重な機会でしたが、なかなか難しかったです。私の発言で鼎談の格調を下げていないか心配でした。
大阪・関西万博
最初4月にプライベートで行ったとき、まだそこまで混んでいなくてパビリオン10数か所に行けたのはいいのですが、気づいたら2万7000歩くらい歩いていて体力の限界を感じました。
でもクンブメーラよりは地面が舗装されて混雑もそこまでじゃなくて歩きやすかったです。日本のいいところはトイレがきれいな点だと改めて実感。
パブリックアートの取材
日経新聞の短期集中連載で、都内の駅のパブリックアート十カ所について記事を書かせていただきました。光栄な仕事でしたが2週間ほどで原稿を全部揃えるというわりとハードなスケジュールでした。連日パブリックアートを探して駆けずり回り、なんとか乗り切れました。
楽しかったことや快適だったことはわりとすぐ忘れてしまいますが、このようにハードだった体験は結構印象に残っています。地球という修業の場に生まれた人間の性でしょうか。
来年は優雅なバカンスとか快適な思いもしたいものです。
今年もありがとうございました。良い年末年始をお過ごしください。

