前立腺がん余命3ヶ月の症状とは?メディカルドック監修医が解説します。気になる症状がある場合は迷わず病院を受診してください。
※この記事はメディカルドックにて『「前立腺がん余命3ヶ月」の症状はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
石川 智啓(医師)
2013年名古屋大学医学部卒。初期研修修了後、JCHO中京病院泌尿器科、小牧市民病院泌尿器科、名古屋大学医学部附属病院泌尿器科を経て、現在水野内科クリニックで勤務。日本泌尿器科学会専門医、da Vinci Surgical System コンソールサージャン・サーティフィケートの資格を有する。
「前立腺がん」とは?
前立腺がんは、男性特有の臓器である前立腺に発生したがんです。
大半のケースではゆっくりと進行し、早期発見・早期治療によって治癒が見込めます。
しかしながら、なかにはリンパ節に転移したり、骨、肺、肝臓、脳などへの遠隔転移がみられたりするケースもあります。
今回の記事では、前立腺がん、特に進行した段階での症状や期待できる生存期間などについて解説します。
前立腺がん余命3ヶ月の症状
医師から余命3ヶ月程度の前立腺がんと告げられた場合、すでに前立腺がんそのものがかなり大きくなっていたり、遠隔転移がみられたりする状況が考えられます。
以下では、前立腺がんが進行した段階で現れる症状について解説します。
尿漏れ
前立腺がんそのものが大きくなることで、前立腺肥大症のような症状が出現することがあります。例えば、大きくなった前立腺が尿道を圧迫し、尿漏れや残尿感、頻尿などの症状が現れることがあります。これらの症状は、前立腺肥大などでも出現することがあるため、気になる場合には泌尿器科を受診するようにしましょう。
尿に血が混じる
前立腺がんが進行すると、尿に血が混じるといった症状が現れることがあります。
目で見て色の変化がわかるような肉眼的血尿、尿検査などでわかるレベルの顕微鏡的血尿があります。血尿は、前立腺がんの末期の段階でのみ現れる症状ではありません。しかし、膀胱炎や腎臓の病気、前立腺がんを含む悪性腫瘍の可能性もあります。そのため、血尿があると健康診断などで指摘された際や、尿の色が赤っぽい場合には、早めに腎臓内科や泌尿器科を受診しましょう。
腰の痛み
前立腺がんが骨に転移すると、その部分に痛みが生じることがあります。
頑固な腰痛がある際には、放置せずに医療機関での診察を受けるようにしましょう。
腕や脚の筋力低下
前立腺がんが腰の骨に転移し、脊髄などの神経にも影響が現れることがあります。その結果、腕や脚の筋力低下などの症状がみられるケースがあります。特に、前立腺がんは腰の骨や骨盤に転移しやすいため、下半身の筋力低下という症状が出現しやすいといえます。
筋力が低下する原因には、筋肉や神経の病気など、さまざまなものがあります。おかしいなと気づいた場合には、脳神経内科や整形外科などを受診するようにしましょう。
体重減少
がんが進行するにつれ、体重が減ることがあります。また、疲労感が強く現れるといった症状が現れることがあります。
特にBMI(Body mass index)が25kg /m2未満の肥満ではない方が、10%以上体重が減ってしまったという場合は要注意です。がん以外にも甲状腺の病気や糖尿病などが隠れていることもあります。医療機関を受診するようにしましょう。

