きりぷちさんはプレ幼稚園で出会った教育熱心な同級生ママたちの影響もあり、息子のそうちゃんを体操クラブに通わせること決意。周囲のママから「クラブの先生はすごく無愛想。でも最近は変わった」という評判を聞いていましたが、実際の先生は幼稚園に入園したばかりの年少さんにも声を荒げ、そうちゃんは早くも「行きたくない」……。
それでも息子をクラブに通わせ続けていると、人前ではめったに泣かないそうちゃんが練習中に号泣し、理由を聞いても「母さんに会いたくて、寂しくなっちゃっただけ」とはぐらかすのです。
その言葉は強がりにすぎず、以来、そうちゃんは毎朝のように不安げな表情を浮かべながら「今日、体操……?」と聞くようになります。
きりぷちさんが改めてクラブに行きたくない理由を尋ねると、そうちゃんはお友だちと比べてうまくできないことに自信を失い、さらに例の先生が「うまくできないと意味がない」と思わせるような指導をしていることが明らかになったのです。
習い事をやめさせるべきか、迷いながら練習に向かうと…?














「やっぱ変わってないよ、あの先生」……。
体操クラブの先生の指導方針に疑問を抱きつつも、やめさせる決断ができずにいたきりぷちさんでしたが、ママ友の話を聞き、先生への疑念をさらに深めるのでした。
背が大きく身体能力が高く、ずば抜けて体操がじょうずなコウくんがクラブをやめる……。しかし、トイレが間に合わずに泣いているところを放置されていたと聞けば、やめるという選択にも納得。コウくんが感じたであろう恥ずかしさや孤立感を思うと、胸が締めつけられますよね。
特に未就学児を受け入れている習い事であれば、トイレが間に合わなかったり、ついおしゃべりをしてしまったりするのは想定の範囲内として、寛容に対応する余裕を持った指導が求められるのではないでしょうか。
また、習い事の目的の一つは、子どもの自己肯定感を育むことにもあるはず。そう考えると、習い事を選ぶ際は本人の興味関心だけでなく、子どもの気持ちに寄り添い、自信につながる関わりをしてくれるかどうかも、きちんと見極めたいものですね。
次の話を読む →
著者:マンガ家・イラストレーター きりぷち

