「女性で更年期障害になりやすい人」の特徴はご存知ですか?【医師監修】

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更年期障害|セルフケアと病院での治療法

更年期障害|セルフケアと病院での治療法

更年期障害の症状をセルフケアで抑えることはできますか?

セルフケアによって、更年期障害の症状を和らげられる場合があります。
基本となるのは、運動、食事、睡眠、リラクゼーションの4つです。

運動は、ウォーキングや水泳などの有酸素運動と、ダンベル体操やスクワットなど筋肉に負荷をかけるレジスタンス運動を組み合わせると効果的です。無理のない範囲から始め、少しずつ続けることを意識しましょう。
食事面では、これさえ食べれば症状が改善するという食品は知られていません。さまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切です。特に、良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルを意識してとりましょう。

また、質のよい睡眠と心身をほぐす時間を確保することも重要です。入浴やアロマの香り、お茶、自然にふれるなど、自分に合ったセルフケアを選びましょう。
ただし、症状が強くセルフケアで改善が不十分な場合には、ためらわずに医療機関で相談しましょう。

更年期障害の治療法を教えてください

更年期障害の治療は、薬物療法と非薬物療法に分けられます。

非薬物療法としては、食事、睡眠、運動などの生活習慣の改善に加えて、カウンセリングによる心理療法が用いられることがあります。
一方、症状が強い場合には薬物療法が検討されます。薬物療法には、主に以下の3つがあります。

ホルモン補充療法(HRT)

漢方

抗うつ薬、抗不安薬

HRTは、低下したエストロゲンを補う治療です。更年期症状の緩和と、閉経後に進みやすい病気を予防することが目的です。飲み薬、貼り薬、塗り薬などがあり、現在の症状や健康状態、病歴、子宮の有無、皮膚の状態などを考慮して選択されます。

漢方薬は、複数の生薬を組み合わせた薬で、更年期症状の緩和に使われることがあります。当帰芍薬散や加味逍遙散、桂枝茯苓丸などが代表的で、体質や症状に合わせて処方される場合があります。

また、精神症状が目立つ場合には、抗うつ薬や抗不安薬が用いられることもあります。

編集部まとめ

編集部まとめ

更年期障害は、どなたにも起こりうる身体の変化です。しかし、症状の現れ方や強さには個人差があり、同じ年代でも感じ方が大きく異なることがあります。
生活習慣を整えたり、セルフケアを取り入れたりすることで、負担が軽くなる場合もありますが、つらい症状が続くときは、一人で我慢せず医療機関で相談して原因を確認しましょう。自分の体調と向き合い、変化に気付くことが、これからの生活をより過ごしやすくする第一歩です。

参考文献

『更年期障害』(日本産科婦人科学会)

『よくある女性の病気【更年期女性に認められる症状】』(日本女性医学学会)

『Menopause』(StatPearls)

『産婦人科診療ガイドライン−婦人科外来編2023』(日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会)

『Obesity, smoking, and risk of vasomotor menopausal symptoms: a pooled analysis of eight cohort studies』(American Journal of Obstetrics and Gynecology)

『The correlation between menopausal complaints and personality traits』(Perspectives in Psychiatric Care)

『The relationship between social support, stressful events, and menopause symptoms』(PLOS ONE)

『更年期を心地よく過ごすために知っておきたいこと(更年期の基礎知識)』(日本女性医学学会)

『ホルモン補充療法の正しい理解をすすめるために』(日本女性医学学会)

『毎日の生活から改善!更年期のセルフケアとは(更年期のセルフケア)』(日本女性医学学会)

『早発卵巣不全』(日本内分泌学会)

配信元: Medical DOC

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