分子標的療法とは?Medical DOC監修医が分子標的療法の費用や分子標的療法で治療をする病気・目的や化学療法との違い・治療の流れなどを解説します

監修医師:
横田 小百合(医師)
都内の大学病院・がんセンターにてがん治療と緩和ケア診療に従事。現在はがん専門病院にて緩和ケア診療を行っている。
保有資格:医師、がん治療認定医、総合内科専門医、日本緩和医療学会認定医
「分子標的療法」とは?
分子標的療法は、がん細胞や疾患を引き起こす細胞の異常分子構造をターゲットにする治療法です。がん細胞表面の異常な受容体、細胞内の異常活性化した増殖シグナルなど、標的とする分子が明確であるというのが特徴です。
「分子標的療法」と「化学療法」の違いは?
従来の細胞障害性抗がん剤(いわゆる化学療法)は、がん細胞だけでなく正常な細胞の分裂も妨げるため、吐き気、脱毛、骨髄抑制など重い副作用が出やすいという問題がありました。これに対し、分子標的療法は、がん細胞が持つ異常のある部分(ターゲット分子)だけを選んで攻撃します。このような部分が分子標的療法と化学療法との違いです。
分子標的療法は治療効果を高めつつ副作用を抑えた「より安全で効果的ながん治療」といえますが、標的とするターゲット分子に異常がある患者のみが対象になるという点でも化学療法とは異なります。

