いびきは心臓病や脳卒中との関連もあり、「たかがいびき」ではありません。いびきに対するレーザー治療を検討されている方は、治療の目的や内容、さらには効果が出るまでの期間なども気になるかと思います。レーザー治療後、どのくらいでいびきが解消されるのでしょうか? そこでいびきのレーザー治療について、皆川クリニックの皆川先生に詳しく解説してもらいました。

監修医師:
皆川 真吾(皆川クリニック)
平成13年、秋田大学医学部医学科を卒業後、秋田大学医学部附属病院や虎の門病院、聖路加国際病院などで経験を積む。令和2年に皆川クリニックを開設し、院長となる。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器腹腔鏡技術認定医、CVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)プロクター。
編集部
切らないレーザー治療について、もう少し詳しく教えてください。
皆川先生
この治療は日帰りで可能で、治療当日から普段通りの生活を送ることができます。飲酒は治療当日のみ控えていただきますが、基本的に治療直後から通常の食事や会話が可能です。治療後の痛みや違和感もほとんどありません。
編集部
どのくらいで効果が出るのですか?
皆川先生
個人差はありますが、3~4週間後に治療効果を実感される方が多いようです。効果が出るまでの治療回数にも個人差があり、1回目の治療後だと4〜5割、2回目で7割の人が効果を実感されます。3~4回治療を行うと、その後は1年間以上効果が持続すると言われています。いびき自体の状況については本人がわからなくても、「熟睡するってこういうことか」「目覚めがスッキリした」「日中の呼吸が楽になった」といった実感を持つ方はたくさんいます。
編集部
治療について、ほかに知っておいた方が良いことはありますか?
皆川先生
保険が適用されず自費になってしまうため、費用については事前に確認しておくことをお勧めします。また、高度の肥満の方やSASが重症の方などが、症状を軽減するは難しいので注意してください。SASは肥満との関連が高いので、治療とダイエットの併用がおすすめです。
編集部
最後に、メディカルドックの読者へのメッセージをお願いします。
皆川先生
いびきは単なる音の問題ではなく、SASである場合が多くあります。SASと診断された方で、外科的治療に抵抗がある場合には、レーザー治療を検討してもいいと思います。最近のレーザー治療は技術が進歩しており、たとえば当院では、粘膜表面を引き締めるレーザーと、深い部分をじわじわと引き締めるレーザーの2種類を併用して、高い効果を目指しています。自覚症状がなくても重度のSASのケースは少なくありませんので、まずは医療機関に相談してみることをおすすめします。
※この記事はメディカルドックにて<イビキ治療は「どのくらいの期間」で終わる? レーザー治療の回数や効果を医師が解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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