居留守作戦を使うも、子どもが怯えてしまって…
ある朝、またインターホンが鳴りました。モニターを見なくても分かります。あけみさんです。その時、私の中で何かがプツリと切れました。
(もう、嫌だ)
私は隣で眠る夫を起こさないように、そっとベッドを出てリビングへ向かいましたが、玄関の鍵を開けませんでした。代わりに、カーテンの隙間から漏れる光さえ遮るように、家中の電気を消し、息を潜めました。
(ピンポーン、ピンポーン)
インターホンは執拗に鳴り続けます。
「れいこさーん?起きてよ~」
ドア越しに、あけみさんの声が聞こえてきます。心臓が早鐘を打ち、冷や汗が背中を伝いました。まるで借金取りに居留守を使っているような惨めな気持ちになりましたが、どうしてもドアを開ける気にはなれませんでした。
息子が起きて「だれ?」と言いましたが、私は震える指を唇に当てて「シーッ」と合図しました。こんなことを子どもに強いる自分が情けなくて、涙が出そうです。 しばらくすると気配が消え、あけみさんが諦めたとわかりました。
その日を境に、私はあけみさんを避けるようになりました。朝の居留守はもちろん、幼稚園のお迎えも、あけみさんが来る時間を避けたのです。こんなその場しのぎの方法では解決しない…むしろ悪い方向に進むかもしれないとわかってはいましたが、真正面からぶつかる勇気は持てませんでした―――。
あとがき:ママ友の執念が怖すぎる
れいこの心境は無視して、自分の気持ちだけで訪問してくるあけみ。もし自分が反対の立場なら、朝6時の訪問も気にならないのでしょうか…。
今はまだれいこの逃避だけでおさまっていますが、あけみが逆上しないか心配ですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

