通勤時間帯の混み合った電車で起きた、思わず「スカッ」とした出来事があります。私自身の心が軽くなり、人の温かさを実感した忘れられない瞬間でした。
混雑した電車で見た光景
ある平日の朝、私は電車に乗って通勤していました。車内はぎゅうぎゅうで、立っている人も多い状況でした。そこへ年配の女性がゆっくり乗ってきたのですが、周囲にはスマートフォンを操作している若い乗客が多く、誰も席をゆずろうとはしていませんでした。
私も立って乗っていたため、女性を心配そうに見守ることしかできずにいました。
思わぬ人物の行動に心が動いた瞬間
そのとき、目の前に座っていた30代くらいの男性が、女性に気づいた瞬間にサッと立ち上がり、「どうぞ」とやさしく声をかけました。女性は安心したように表情が明るくなり、「ありがとうございます」と深々と頭を下げて座りました。
実はその男性は、乗車してからしばらく大きな声で会話をしていたため、周囲から少し煙たがられている雰囲気がありました。しかし、必要な瞬間に迷わず行動した姿を目の当たりにし、私は胸の奥がすっとするような気持ちになりました。周囲の空気までふんわりと和らいだ気がしました。

