「涙目になる」「涙があふれる」症状で、病院を受診するタイミングや、予防・改善方法について、くらかず眼科の倉員敏明院長に聞きました。
Q.「涙目になる」「涙があふれる」症状はどのようにして起こるのでしょうか
「涙目になる」「涙があふれる」症状を引き起こす仕組みは、大きくふたつあります。ひとつは「涙がたくさん作られる場合」です。目が乾燥したり、異物で刺激されたりすると、目を守るために涙腺が頑張って涙を増やします。その結果、涙が過剰に作られてあふれることになります。
もうひとつは「涙の排水がうまくいかない場合」です。涙は目頭から鼻へ流れますが、その通り道(涙道)が狭くなったり詰まったりすると、涙が目の表面に留まり、あふれてしまいます。
Q.「涙目になる」「涙があふれる」原因にはどのようなものがありますか
原因には次のようなものがあります。・加齢・乾燥・アレルギーなど:
目の表面が乾いたり刺激を受けたりすることで、作られる涙の量が増えます。
・ドライアイ(涙の質の低下):
ドライアイというと涙が少ないイメージがありますが、涙の質が低下するタイプでは、涙が増えることがあります。
涙の質が低下すると、涙の量はあっても油分や粘液が不足し、蒸発しやすくなって目の表面が乾きます。その刺激で余分に涙が作られ、涙があふれてしまいます。目のゴロゴロ感や疲れ目を伴うのが特徴です。
・涙道狭窄:
涙の通り道が細くなる・詰まることで、涙が鼻へ流れず目からあふれます。片目だけ症状が出ることも多いです。
・角膜表面トラブル:
角膜に傷や炎症があると、目を守るために涙が増えます。痛みや視力低下を伴う場合は要注意です。

