一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
仕事と家事、介護の両立に疲れ、仕事を辞めることを決めたまる子さん。退職理由について上司に話したところ、「介護の問題は、会社としても受け入れているので、負い目に感じなくていい」と言われ、引き止められました。しかし、何を言われても気持ちは変わらなかったため、まる子さんは退職手続きを進めてもらうようにお願いしました。ちなみに、仕事でゴタゴタしていることを、義母は一切知りません。まる子さんは、あれこれ理由をつけてデイケアを休む義母のお世話で、今日もヘトヘトです……。
上司から引き止めにあって、店長と3人で話し合うことになったまる子さん。しかし、何を言われてもまる子さんの気持ちは変わらず、やはり退職手続きを進めてもらうことに。義母はというと、相変わらずデイケアをお休み中。あれこれ体の不調を理由に挙げるので、まる子さんは病院の受診をすすめますが、義母は代理受診をさせたい様子。さすがにそれは無理だと断ると、義母は逆ギレしてしまい話になりません……。
しつこくて、面倒くさい義母
いつものように部屋に行くと、義母から「明日」整形外科に行きたいと言われました。なぜ……明日？
明日は週末で、病院の先生は交代制。社会人や学生さんで混み合うことも考えられるので、今日ではダメかと聞くと……。
今日は私が仕事に行くため、明日行くことにしたようです。
しかし、これまでも私が仕事から帰ったあと、午後の診察に合わせて行っていたのですが……。
とりあえず話を切り上げ、私は出勤前に家事を片付けようと必死です。
すると、そこに義母がやってきて「明日は行かない」と言い出しました。理由は、痛くて歩けないから。……それが本当なら、どうやってここへ？
さらに義母のおしゃべりは続き……。
病院に行くかどうかは、私が決めることではないので、義母次第だと伝えると……。
義母は自分ではわからないと言います。
私は自分の思ったことを素直に伝えて……。
仕事に行く時間が迫っているため、そろそろ会話を終えようとすると……。
義母、激おこです。
怒られても、私の意見は変わりません。
もちろん、義母も言い返してきます。
私が意見をすると……。
ことごとく却下。
それなら、行かなければいいのです。ここで、私は仕事へと向かいました。
帰宅すると、義母は見るからに体調不良をアピール中。
義母のアピールが続くなか、私は気づいてしまいました。……明日がデイケアの日だということに。義母が整形外科の受診を「明日」したかったのは、デイケアをお休みする正当な理由が欲しかったのでしょう……。
食欲もおありのようなので、元気だと思うのですが……。
いつものように部屋へ行くと「明日、整形外科に行きたい」と言い出した義母。明日は週末で、先生は交代制です。通院するなら同じ先生に診てもらったほうがよさそうな気がするのと、週末は会社員や学生で混み合うため、今日ではダメかと聞くと「まる子さん、仕事でしょ」と。仕事から帰ってきて午後から病院へ行くのはいつものことですが、義母は明日でいいと言います。
私も仕事に行く前なので、話はそこで切り上げて大急ぎで家事をしていると、義母がリビングに登場し、洗濯を干している私に「やっぱり行かないから」と声をかけてきたのですが、その理由が「痛くて歩けないもの」だそうで……。それなら、今あなたはどうやってここに……？ と思ったものの、忙しいので作業を続けながら黙って話を聞きました。
義母はどうせ病院へ行ってもエックス線を撮って湿布をもらうだけだと思うと言い出し、私にも意見を求めてきました。しかし、私は仕事に行く前でとにかく時間がなかったので「帰ってからにして」と言うと、義母は激おこ。仕事に行くのはわかっているはずなのに、とにかくしつこい……。そして、面倒くさい……。仕事から帰ると、義母はマスクをつけて体調不良を猛アピール。そこで気づいてしまったのです、明日はデイケアの日だということに……。明日の受診にこだわっていたのは、どうやらデイケアを休むためだったようなのでした。
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自分で決めることができない義母が、唯一自分で即決できるのが「デイケアをお休みすること」ですね……。まる子さんは大変だと思いますが、あの手この手でデイケアを休もうと考えられるうちは元気な証拠だと割り切って、とことん言いわけを聞いてあげるくらいの余裕を持って付き合えるといいですね。
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著者：マンガ家・イラストレーター まる子
