クレアチニンが低い場合のリスクと対策
クレアチニンが低い場合には問題ないのでしょうか?クレアチニンは筋肉量に影響されるため、筋肉の疾患の合併が考えられます。低い原因にも、気をつけなければなりません。
クレアチニンが基準値より低いとどうなる?
クレアチニンが低くなる原因には、筋肉量の低下が挙げられます。長期臥床の方や、運動量が減っている高齢者ではクレアチニンが低くなることがあります。小柄な方はもともと筋肉量が少ないため、低めとなりがちです。また、筋肉の病気である筋ジストロフィーなどでは筋力低下をきたし、クレアチニン値が低くなります。
健康診断でクレアチニンが低いと言われたら?
クレアチニンが低い場合、多くは筋肉量が少ない可能性があります。運動不足がある場合には、普段の生活に運動を取り入れましょう。しかし、立ち上がりにくい、運動しづらさなどがある場合には筋肉疾患の可能性もあります。脳神経内科を受診しましょう。
クレアチニンを上げる方法は?
運動量が少ないために、筋肉量が減っている場合には運動が有効です。体格が小さいなど、通常の運動量でも筋肉量が標準より少ない人は、無理にクレアチニン値を上げる必要はありません。
「クレアチニン」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「クレアチニン」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
健康診断でクレアチニンが高い人は腎臓病の危険性がありますか?
伊藤 陽子 医師
クレアチニンが高い場合、腎臓病の可能性があります。自覚症状がなくとも、早めに再検査を受けましょう。
クレアチニンを下げる食事はありますか?
伊藤 陽子 医師
クレアチニンを下げる食事やサプリは、残念ながらありません。クレアチニンが上がって、腎障害があるのであればその原因に沿った治療をしましょう。
クレアチニンとクレアチニンクリアランスの違いはなんですか?
伊藤 陽子 医師
クレアチニン値は単純に血液中のクレアチニンの値を示し、腎臓機能の評価として用います。しかし、腎機能が半分以下程度に悪化するまで上昇しないため、初期の腎障害の評価としては不十分です。
一方、クレアチニンクリアランスとは、クレアチニンの腎臓での排泄能力を計算するものでより正確に腎機能を評価できます。しかし、一定時間の畜尿が必要であり、なかなか外来で行うことが困難です。
クレアチニンクリアランスの計算方法を教えてください。
伊藤 陽子 医師
クレアチニンクリアランス(mL/min/1.73㎡)=(尿Cr(mg/dL)×24時間尿量(mL))/(血清Cr(mg/dL)×1440(min))×1.73/体表面積(㎡)
となります。正常値はおおよそ100mL/min/1.73㎡です。
クレアチニンが高いのは水分不足でしょうか?
伊藤 陽子 医師
クレアチニンが高い場合には、水分不足の可能性もあります。しかし、腎機能の低下による場合もあり必ず再検査をしましょう。

