
テレ東の人気番組「日向坂で会いましょう」(毎週日曜深夜1:05、Leminoにて配信中)。12月14日の放送では、「オトナだけの夜」がおこなわれた。前回に続いて、先輩メンバーの立ち振る舞いや写真を見てどれだけ“オトナ”なのかを徹底解剖していく企画だ。前半戦からの意外なフリで、メンバーのみならず視聴者も驚かせる一幕もあった。
■嫌がっていたはずの「オトナ写真館」後半では思わぬ事態に
今回の企画は前回に続き「オトナだけの夜」の後半戦。5期生が加入して先輩としての振る舞いが求められるメンバーが、自分の“オトナ”な一面をアピールして本当に“オトナ”なのかを見定めるという企画。後半最初におこなわれたのは「奇跡の1枚!オトナ写真館」の後半戦。「私“オトナ”でしょ!」という写真を募集し、皆で見ていく企画だ。「オトナ写真館」前半戦では金村美玖から「これって後半戦無くすことってできないんですか?」という質問があったが、無事に開催となった。
そんな金村の“オトナ”写真「セルフポートレート」は、俯いた金村を美しく映した一枚。「作品として撮影しました」というコメントとともに、まさしく“オトナ”な雰囲気のカットにスタジオは騒然となる。続いて発表されたのは石塚瑶季の「オトナといえば」だが、本人からは「この後は嫌だ!!」という悲鳴が飛ぶ。明らかになった石塚の写真は金村の写真集「羅針盤」の1枚を真似た構図。写真自体はそれぞれが選んだのだろうが、番組スタッフの茶目っ気を感じる流れだ。
すべての写真が発表されたあと、清水理央は金村が前半戦終了後に「後半戦無くすことってできないんですか?」と言っていたことを挙げて「裏切られた気持ち…!」とコメント。たしかに自信なさげなひと言とは裏腹に、金村はメンバーたちを驚かせる高クオリティーな1枚を持ってきていた。見事なフリを見せた金村に、番組MCのオードリー・若林正恭が「自信あったでしょ?正直」と問うと「写真は私の分野なのでぇ~」とちょいウザな笑みを見せていた。
■メンバーたちが思い描くそれぞれの“オトナ”像
次の企画は「憧れオトナエピソード」。自分では気づいていない“オトナ”な一面があるはずということで、他メンバーから寄せられた“オトナ”エピソードのタレコミを発表する。最初に語り出した山口陽世は、松田好花がメイクスタッフに“燻製オリーブオイル”を配っていたというエピソード。オリーブオイルというだけではなく、“燻製”された品をプレゼントした松田に“オトナ”を感じたのだとか。平岡海月からも松田のエピソードが挙げられ、朝に挨拶をした際に“オトナ”を感じさせるしっとりした「おはよう」が返ってきたことが明かされた。
森本茉莉は平尾帆夏のエピソードを披露。電車の改札を残高不足で通れなかった時に、隣を通り抜けた平尾から「どうせまたチャージするんだから、一気に入れればいいじゃないですか」と吐き捨てられたというのだ。これには平尾も慌てて「そんな言い方はしていない」と訂正しつつ、森本の残高不足で止められる率が“百発百中”だったのでアドバイスしたのだという。森本は最少額の1000円ずつチャージしていたのだが、平尾は1万円ずつチャージをしていたため“オトナ”を感じたのだとか。ちなみにそんなアドバイスを受けて現在のチャージ額が変わったのか聞かれた森本は、3000円ずつのチャージになっていると笑顔を見せる。
後半最後の企画は「私が思うオトナワード」が開催。クジで選ばれたシチュエーションに対して、即興で“オトナ”なひと言を返してもらい“オトナ”度をチェックしていく。“興味がないイベントの誘いを断る”というお題では、山下葉留花が振り向きざまに髪をかき上げつつ「それ私興味ないわ」とズバリ。それぞれが思い描く“オトナ”な斬り返しを見ることができた。
■2025年を締めくくる“オトナ”な良企画
今回の放送では、「オトナだけの夜」の後半戦が放送された。前半から続く“オトナ”なエピソードや写真が公開された他、スタジオで“オトナ”らしい回答をする企画など、前半の勢いをさらに増した内容を見せてくれた。
清水からも指摘されていたが、やはり注目は前半戦で「オトナ写真館」の後半戦を嫌がるそぶりを見せていた金村だろう。彼女が用意してきた写真はまさしく“オトナ”な逸品であり、若林からの質問に答えたようすからも意識して盛大なフリだったことは間違いない。うまく手のひらで転がされてしまった視聴者も多いはずだ。
なお次回予告のテロップは「本年もありがとうございました!」「新年『ウマ年企画』で会いましょう!」と表示が。午年にちなんだ馬の仮装に身を包んだメンバーたちのほか、あまりにカオスな画面が目白押し。いったいどんな企画が始まるのか、2026年の「ひなあい」からも目が離せない。

