3人目を妊娠していた優花さんは、病院に向かう車中で出産。救急隊員によって処置がほどこされ、病院に搬送されます。その後、病院で優花さんと赤ちゃんは処置を受けることになり……。
救急車内で救急隊員によってへその緒を切る処置がほどこされ、病院へ搬送された後、赤ちゃんの低体温の処置と、優花さんの胎盤を取り出す処置がほどこされます。しかし、それがとんでもなく激痛で……!?
「陣痛より痛いかも…」その処置の最中、赤ちゃんは








無事に病院へ搬送された優花さん親子は、それぞれ処置を受けます。胎盤をすべて出すための激痛を伴う処置もなんとか乗り切り、このまま赤ちゃんも特に問題がなければ、もうすぐ同室になれると言われます。それを聞いて心からホッとする優花さんでしたが……。
そんな中、1人目と2人目の子どもを義家族に預けて病院に駆けつけた夫が、少し気まずそうな雰囲気の中で口を開きます。救急隊員の人が、先生に怒られていた――。
その救急隊員は、救急車内で優花さんのへその緒を切る処置を行った人物で、先生は優花さんの主治医でした。どうやら、車内で赤ちゃんのへその緒を切ったことにより、病院で出生証明書を発行してもらえない可能性が問題となっていたようですが、このときの優花さんは、その事実をまだ知る由もありませんでした。
出産は命が誕生する感動的な瞬間である一方、医療や手続きの面では、思いがけない課題に直面することもあります。産後は心身ともに負担がかかる時期。無理をせず、困ったときは周囲の力を借りながら乗り越えていけると安心ですね。
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
著者:マンガ家・イラストレーター あおば
